目次
- 知る人ぞ知る「TACOMA FUJI RECOADS（タコマフジレコード）」
- 代表・渡辺友郎氏は実は苦労人
- タコマフジレコードの特徴
- タコマフジレコードのアイテムレビュー
- タコマフジレコードのおすすめアイテム
- タコマフジレコードのまとめ
知る人ぞ知る「TACOMA FUJI RECOADS（タコマフジレコード）」
出典：TACOMA FUJI RECORDS(タコマフジレコード)入荷しました。
「タコマフジレコード」をご存知でしょうか？「レコード」だから音楽のレーベル？
そうですよね。「レコード」ですもの。
それではブランドのアバウトページを見てみましょう。
TACOMA FUJI RECORDSは、良質な音楽の紹介を目的としたレーベルです。
が、その実態はクリエイターがデザインやディスコグラフィーまでもを創造した「実在しない音楽」のマーチャンダイズをプロダクト化するレーベルです。なので当然音楽が売っていません。ですが、その一方ではレーベルの趣旨とは関係なく実在する国内外のグラフィック・デザイナーやアーティストのTシャツを突然リリースしたり、実在するミュージシャンのグッズの企画、製造、プロデュース等も行っています。
引用：TACOMA FUJI RECORDS | ABOUT
そうなのです。タコマフジレコードは、音楽レーベルなどではなく「何とも自由奔放なファッションブランド」なのです。その在り様はなかなかに面白い！実在しない音楽に関するアイテムをリリースするとは（笑）
今回は、知る人ぞ知る「タコマフジレコード」についてご紹介していきます。
代表・渡辺友郎氏は実は苦労人
出典：知る人ぞ知る「タコマフジレコード」 新作Tシャツは即完するほどの人気 | WWDJAPAN
タコマフジレコードの代表・渡辺友郎氏は、元々レコード会社大手のビクターに勤務されていたそうです。携わっていたのはレコードジャケットやグッズ制作。どうしてもそういう仕事は、自分の思い描いているものだけを通せるわけではなく、グラフィックデザイナー等とのセッションの中で進行していくことが常。もどかしい思いも多々されたとのことです。
出典：TACOMA FUJI RECORDS×Hanes®︎ Japan Fitコラボパック 元々好きなのはスラッシュメタル系のバンドTシャツです。メタリカ以外の。｜WHITE LIFE
渡辺氏は思い切ってビクターを退社し、自分のやりたいことをすることに。
自社でブランドを立ち上げたのはいいものの、最初の方は大手のセレクトショップ等にもなかなか相手にされず、流通のいろはもアパレル自体の知識も乏しかった渡辺氏は途方に暮れます。
そんな中、最初から面白がって取り扱ってくれたのはBEAMSだったとか（凄い、流石BEAMS！）。今でもBEAMSとは蜜月。良きパートナーのようです。実際に私もタコマフジレコードの存在を知ったのはBEAMSでのことでした。
現在ではあのネペンテスやTSUTAYA等でポップアップを開催したり等立ち上げ時からは考え付かないほどの存在になったタコマフジレコード。後述しますが、そのユーモラスな印象からは想像できない歩みではあるのです。
タコマフジレコードの特徴
出典：TACOMA FUJI RECORDS（タコマフジレコード）LETTER PRINT TOTE - LIFETIME
①Tシャツが大好き
出典：TACOMA FUJI RECORDS（タコマフジレコード）BLACK CORIANDER グレー（杢） - LIFETIME
代表の渡辺氏は「Tシャツが大好き」。ビクターを退社してからまず初めにミュージシャンのTシャツやグッズを制作する会社を立ち上げています。その後2008年にタコマフジレコードを設立。もともとTシャツのコレクターだったとのことで、例えばヴィンテージに造詣が深いとか、洋装の基礎知識があるとかではなく、「Tシャツが作りたい」から始まっているようです。だからタコマフジレコードを象徴するアイテムはTシャツなのです。
②デザインはクリエイターが行っている
出典：and-ordinary: 札幌初！TACOMA FUJI RECORDS(タコマフジレコード)入荷
タコマフジレコードのグラフィックデザインやプリント文字のデザイン等は渡辺氏がビクター時代に協働していた画家やアートディレクター、グラフィックデザイナーの方が多く担当しているそうです。
冒頭で、タコマフジは「架空の音楽レーベル」と述べましたが、このデザイナーさん達が明確なものがあったほうがデザインしやすいだろうという事で、そういうコンセプトを掲げたということ。なるほど・・・しかしなかなか独特な思考回路ではありますよね。凄く面白い。出来上がったデザインを見て渡辺氏がボディカラーやサイジングを決めているそうです。この手順もまたなかなかに独特ですよね。
③ボディは2020年からオリジナルに
Tシャツと言えば気になるのはボディ。有名なブランドでもギルダンやフルーツオブザルーム等のボディを使用することは珍しくありませんが・・・。
タコマフジでは2020年から完全オリジナルへ移行。ディテールにかなりこだわったオリジナルボディを使用しており、その完成度は自信たっぷりだそうです。それまでは既成ボディの方が作りたいときに作りたいものを作れるからという理由で半々くらいだったそう。
④著名ミュージシャンも愛用
出典：http://oto-ch.net/archives/31691216.html
私も結構好きなアーティストであるSpecial others（スペシャルアザーズ）もタコマフジのアイテムを愛用しています。タワーレコードのイベントでコラボアイテムをリリースしたこともありました。アウトドアブランドのカブーとのトリプルコラボなんかも。更にはSpecial others（スペシャルアザーズ）のグッズ企画などにも関わっているようですね。
タコマフジレコードのアイテムレビュー
①ディテール
私の所有しているアイテムは勿論Tシャツです。一番左にかかっている杢グレーのもの。
割と（ベーシック好きな私からすれば）突飛なデザインが多い同ブランドのアイテムの中では比較的シンプル。袖を見ればわかるように、ボディはチャンピオンのものを使用しています。かなり前に購入した物なので、完全にオリジナルボディに移行する前のアイテムになります。
カレッジロゴ風のプリントがされています。まあ「タコマフジ」と言われても殆どの人が分からないでしょう（笑）そこが気に入りました。
作りは比較的大きめです。Mサイズを選択しています。若干毛羽立ちがありますが、何年もガンガン着ている割には綺麗さを保っていて、耐久性は高いのではないかと思います。さすがはチャンピオンのボディ。
色褪せはほとんどないです。杢グレーが大好物な私は長年の愛用品です。
実はチャンピオンのパッチは袖の若干後ろ目の位置に付いていて、前からは見えないようになっています。さりげない工夫と言えるでしょう。
②コーディネート
Tシャツなので、スラックスなどのキレイ目なパンツと合わせるのが好きです。「タコマフジ」というネーミング自体に個性があるので地味にならない気が。
後ろから見たときにチャンピオンのパッチが見えます。
真夏はこれをさらっと着るのが密かに楽しみだったりします。
タコマフジレコードのおすすめアイテム
まずは基本中の基本。タコマフジのオリジナルロゴに五木田智央氏の手書き文字をマッシュアップした同ブランドの象徴的アイテムです。なかなかに意味合いを説明するのは難しそうですが（笑）話のタネにもなりそうなグッドアイテムです。
オールドプロレスファンでもある渡辺氏。思い切りのいいアントニオ猪木グラフィックT！さすがに普段着には難しいか・・・（笑）
タコマフジレコードのまとめ
音楽業界にいた人が、架空の音楽レーベルというテーマの元展開するファッションブランド「タコマフジ」。その魅力をお伝えできたでしょうか？
「大人の装いにこそ、たまに遊びを入れてみると面白い」これもまた私の信条の一つなのですが、タコマフジのＴシャツは正にそんな気分にピッタリ。皆さんもこの遊び心溢れるブランドのＴシャツ、試してみてはいかがでしょうか。
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今後ともよろしくお願いいたします。
