東京リベンジャーズに首ったけ
「YMのメンズファッションリサーチ」・・・前回、200記事を突破しました。
新たな一歩とも言える201記事目。大事な回です。ファッションについてとくと語るべきところ。
そこに、「東京リベンジャーズ」？コミック？アニメ？
分かっています。しかし、伝えたくなってしまったのです。この作品の魅力を。
だから、しょうがない・・・。
今回は、今話題でもある東京リベンジャーズの魅力を、ネタバレ一切なしでお送り致します。是非最後までお付き合いください。
東京リベンジャーズのあらすじ（概要）
出典：https://gossipanything.com/tokyorevenger-model-168314
開幕の舞台は2017年の東京。主人公である26歳の花垣武道はうだつの上がらないフリーターです。バイト先のレンタルDVDショップでは年下の女性店長から「使えないヤツ」と見下されながら働く日々。見た目も凡庸で中学生の時以来彼女もいない。将来のことなど考えたくもない。粗末なアパートに住み、その日その日を確固たる目的もなく暮らしています。
そんな武道は、ある日ニュースで中学生時代の彼女である橘日向が弟の直人と一緒に犯罪組織「東京卍會（とうきょうまんじかい）」の抗争に巻き込まれて死亡したことを知ります。
更に、翌日バイト帰りに駅のホームで何者かに突き飛ばされ線路に落下。轢死を覚悟する武道ですが、気が付くと12年前、2005年にタイムリープしています。うだつの上がらない人生を歩んでしまっている自分が唯一輝いていた時代である14歳時。武道は半信半疑でしたが、不良仲間と共に渋谷三中に乗り込みます。
誤算から返り討ちに合い袋叩きにされる追体験をした武道はタイムリープした自身を自覚することに。その後偶然出会った直人に、日向と直人が12年後殺害されることを伝えた上で2017年に帰還した結果、直人に命を救われる（駅のホームで直人に助けられる）ように未来は改変されていました。
直人から、日向が殺害されているという部分は改変されていないことを聞いた武道は、再び過去に戻り、日向を救う事を決心するのでした。
東京リベンジャーズの魅力
それでは、東京リベンジャーズの何がそんなに魅力的なのか、述べていきたいと思います。前項のざっとしたあらすじ（導入部）だけでも興味をそそられるかもしれませんが（笑）実に様々な要素が、この作品には詰まっているのです。
①我々がかつて夢中になったヤンキー漫画
私達（現在のアラフォー）の少年時代は、実に様々なヤンキー漫画が存在し、一世を風靡していました。
クローズ、湘南純愛組（少し古いかな？）、カメレオン、今日から俺は！、ろくでなしブルース等々・・・
私はヤンキーではありませんでしたが、不良の格好いい部分に触れ、完全無欠の強さに憧れ、その男気や熱さに胸を打たれたものです。
しかし近年、ご時勢もあり、これと言ったヤンキー漫画は出現していません。「不良が流行らない」時代なのです。
暴力を肯定するとか否定するとか、そういう事ではなく、自分自身を貫き通す意志の強さや仲間を想う優しさなど、色々なことを（漫画の中の）不良たちから教わってきた私たちにとって、寂しい時代だという気がしていました。
「東京リベンジャーズ」の作中最強の登場人物・「無敵のマイキー」こと佐野万次郎は、「なんで不良がダセーんだ？」「新しい不良の時代を作る」と発しました。こういった如何にも（いい意味で）時代錯誤なメンタリティーは、私達の世代の胸をグンと熱くします。そりゃ、私が言ったら嘲笑されますが（笑）マイキーが発する一見クサいこのセリフは、最強且つ無茶苦茶格好いいマイキーが言えば最高にイカした言葉に変わるのです。これが不良ならではの格好良さ！
その他にも東京リベンジャーズには、胸を熱くするド級に格好いい不良たちがたくさん登場します。忘れかけていた青春を思い出させてくれるような。この物語は非常にノスタルジックなのです！
②「反則ネタ」である「タイムリープ」だが・・・
出典：Paravi(パラビ) - 人気番組が楽しめる動画配信サービス
「タイムリープネタはもうお腹いっぱい」
そんな方も多いかもしれません。かくいう私もその一人。今や映画もドラマもアニメも、タイムリープネタはそこら中に溢れています。
しかし、この東京リベンジャーズは、「タイムリープ」がど真ん中の主題では決してないというところがミソなのです。
先述したように、この作品はノスタルジックなヤンキー漫画。その「隠れ蓑」としてタイムリープが加わっているとみるのが妥当でしょう。だから決してチープな印象を受けない。タイムリープがどうのこうのという事柄をふと忘れてしまうほど引き込まれるドラマティックな展開、抗争シーンの迫力、そして魅力的な登場人物たち。
東京リベンジャーズは、タイムリープものであって、そうではないのです。
③複雑に張り巡らされた伏線
出典：漫画『東京卍リベンジャーズ』とガイ・ピアース主演映画『タイムマシン』 | キャサリン気ままにブログる （since 2009）
最近のヒット作品の共通項でもある「巧妙に張り巡らされた伏線」の存在の有無。勿論東京リベンジャーズも例外ではありません。
あのときのあの仕草が・・・あのセリフが・・・そんな重要な意味を持っていたなんて・・・等といった場面が散見。続きを読まないと気が済まなくなり、気づけば止められなくなる。何を隠そう私もその一人・・・。
タイムリープと、作中に出てくるミステリアスな人物たち、そして知能的な敵キャラ・・・。それらが織りなす物語は、自然と巧妙な伏線となり、読み手の興味を倍増させていきます。
私は、このお話のすべての謎を知るまで、決して死ぬわけにはいきません（大袈裟）（笑）
④スタイリッシュ且つおしゃれ
出典：東京卍リベンジャーズ【6巻】ネタバレ・感想 一虎とマイキーの確執判明！｜まるわかりレビュー
これです。普通にオシャレ。間違いありません。何がって？身に着けているものというよりは、その作品全体が醸し出す雰囲気がです。
ファッションという面についても、昔の不良はと言えば、正直何を身に付けるにも極端でオシャレなどとは程遠い存在でしたが、東京リベンジャーズの登場人物たちはスタイリッシュでちょっぴりイマドキ。女性も安心して読めます（笑）男くさい昔ながらの不良はちょっとしか出てきません。見た目はマイルド、でも中身は武骨。そんな登場人物たちの魅力に引き込まれていくことは請け合いです。
⑤主人公が「弱い」、そして・・・
主人公は最強なのが一般的。
しかし、東京リベンジャーズの主人公タケミチ(武道)は、先述したように「現代」である2017年はうだつの上がらないフリーター。そして過去に戻っても、強い不良に憧れる半端な金髪の少年なのです。勿論喧嘩もからっきし。そして泣き虫。
しかし、この物語は、完全無欠のヒーローでは決してない武道の成長の物語なのです。
思えば、ドラえもんもそう。しかもドラえもんも元はタイムリープものですよね。
出典：「東京リベンジャーズ」花垣武道の名言・台詞まとめ | アニメとマンガの名言サイト
武道にはドラえもんはいませんが、様々な人と出会い、様々な経験を重ね、大事な人や仲間達を守りたいという気持ちが芽生え、徐々に逞しく、強くなっていきます。そんな姿には多くの人が共感し、勇気をもらえるのではないかと思っています。ダサくて泣き虫の武道が、物語の中盤ではうんと逞しく成長しており、やがて登場人物たちの中でも欠かせない大きな存在となっていくのです。うーん、素晴らしい！
東京リベンジャーズのまとめ
出典：【東京リベンジャーズ】東京卍會（東卍）のメンバー・キャラ一覧！隊長・副隊長や相関図、かっこいいシーンも解説！（ネタバレ注意） | マンガアニメをオタクが語る
近年、「東京喰種」「進撃の巨人」「鬼滅の刃」「呪術廻戦」等いくつかの作品にハマった私(余談ですが、鬼滅の刃と呪術廻戦については世間的にブレイクする前からヒットを予見し断言してました)。しかし、その中でも東京リベンジャーズはちょっと別格。
ここまで述べてきたように、いい大人もハマってしまう魅力でこの作品は溢れています。
いま、こんな時代だからこそ読んで欲しい。そんな作品なのではないかと思ってなりません。
出典：主人公タケミチの熱さに惚れる！【東京リベンジャーズ名言・名場面】
東京リベンジャーズは現在いよいよ最終章に突入。複雑に絡み合った物語が行きつく先はどこなのか。ハッピーエンドは待っているのか。そこに、「みんな」の笑顔はあるのか・・・。最後まで見届けたいと思います。
まだ読んだことのない方でももちろんまだまだ間に合いますし、テレビアニメも面白いので、是非チェックしてみて下さい。勿論女性にもおすすめです。
出典：北村匠海『東京リベンジャーズ』予告編公開！｜シネマトゥデイ
実写映画も盛況のようですね！
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価格:13,370円 |
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どーんと、コミックの大人買いもおすすめ！（笑）
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