鬼滅の刃・遊郭編の放送がスタート
先に断っておきますが、私はアニメや漫画を常に追っている人間ではありません。
しかし、近年非常に面白いコミックやアニメが多く、ここぞというものに熱中してきました。
- キングダム
- 東京喰種(トーキョーグール)
- 進撃の巨人
- 呪術廻戦
- 東京リベンジャーズ
東京リベンジャーズについては過去記事で大いに語ったところです。是非興味のある方はご訪問ください。
そして今回はタイトルの通り、鬼滅の刃について述べようと思うのですが・・・
出典:https://www.wacoca.com/news/539208/
ブームという点では、今さら感のあるタイミングなのでは?
そうですね。確かに、凄まじく速い流れを誇る現代のトレンドを鑑みると、アニメでは第3部になる遊郭編のスタートに合わせてこの記事を書くのはいささか時期が遅いといった感じでしょう。
しかし、私は今このタイミングだからこそ鬼滅の刃の鑑賞を多くの方にお勧めしたいのです。
今回はその理由について述べていきたいと思います。
鬼滅の刃を先取りしていた私
出典:https://mouseion.hatenablog.jp/entry/2019/04/07/001154
お話は数年前に遡ります。
まだまだ世間が「キメツ、キメツ」と騒いでなどいなかった時分、私はひかりテレビで鬼滅の刃の第一話を視聴しました。
別に何かの情報があったわけではなく、時間があってつらつらとひかりテレビのラインナップを検索していたところ、何となくといった感じです。
鬼滅の刃の第一話は、全くポップな印象などない、ゾクッとするような残酷なお話です。話の構成が素晴らしく、進撃の巨人や呪術廻戦などと共通する「異形の存在」である「鬼」が登場する点も興味をそそりました。
出典:アニメ 『鬼滅の刃』 第1話 あらすじと感想「幸せが壊れるときはいつも血の匂いがする」 - RYUCCA.COM|RYUCCA.COM
しかし、最も私の心を魅了したのは、その作画、アニメーションの美しさ。
美しく、儚げ。悲しく、それでいて奥行き深い。素晴らしいと思いました。
それから一日で10話以上を一気見した私。すっかりこの作品の虜になっていました。
まだまだこの段階で世間ではブームというほどの盛り上がりは見せておらず、知人に話しても反応が薄かったのを覚えています。
少し調べてみると、週刊少年ジャンプに連載されており、アニメ放映が開始されてから徐々に人気が上昇中であるとのこと。
いやいや、これは人気が出るだろうなと思っていたら案の定。あれよあれよと世間には鬼滅の刃ムーブメントが巻き起こっていくのです。
鬼滅の刃から徐々にフェードアウト
出典:『鬼滅の刃』第23話「柱合会議」感想・作品情報[ネタバレあり]│Hi.アニ!
熱いムーブメントを背に、鬼滅の刃はグングン話を進めていきます。
世界観や主人公たちの確かな成長を描きながら、「柱合会議」では鬼殺隊の全貌も遂に明らかに。
そして十分に機が熟したところで映画無限列車編へ。
出典:【鬼滅の刃】映画の無限列車編はすでに制作始まっているようだし2020年の早い時期に公開されそうじゃない? : あにまんch
この頃私は、実は徐々にフェードアウトしており、コミックであらすじは追っていたのですが本腰を入れて視る感じはなくなっていました。
鬼滅ブームが騒がしすぎて、げんなりしていたのです。
マイノリティだった間は楽しかったのですが、余りにマジョリティ加減が強くなりすぎると、本質というべき部分がかすんで見えにくくなってしまう。そんな気分でした。
また、誤解を恐れずに言えば、無限列車編は一連の流れの中での一部であって、そこをピックアップして劇場版にするのに多少の違和感を覚えたという側面もあります。
確かに火柱の煉獄杏寿郎のドラスティック且つドラマティックな活躍が軸になる無限列車編は一連の流れの中でも題材としては面白い部分ですが、果たしてピックアップして劇場版にするべきだったのだろうかとも思ったわけです。
分からないでもないのですが、でも分からないような・・・。
一番いい時に劇場版を差し込むというマーケティングの匂いを感じるというか・・・。それは別にいいことなのですが・・・。
いずれにせよ、世間の喧騒から逃れるように私はひっそりと鬼滅の刃から身を引いたのです。
え、で、劇場版は観たの?
ええ、観ましたよ。テレビで(笑)それは勿論面白かったですよ(笑)。面白いは面白いのです、勿論。
遊郭編は実は一番好きなセクション
出典:Hulu(フールー): 人気映画、ドラマ、アニメが見放題!【お試し無料】
劇場版の公開から暫く経ち、その間に週刊少年ジャンプでの鬼滅の刃の連載も終了。
世間はすっかりネクストに移っていきました。「ジュジュツ、ジュジュツ(呪術廻戦)」「トウリベ、トウリベ(東京リベンジャーズ)」。
そんな中、最近鬼滅の刃は遊郭編がスタート。ちょこっとだけ、世間の波から外れていたころという、ある意味絶妙なタイミング。
一度はフェードアウトした私ですが、今また夢中になりかけています。
遊郭編は、実は非常に面白いのです。
舞台は吉原・遊郭。これもまた良い。
出典:鬼滅の刃公式 on Twitter: "【テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編】
各サイトにて配信中の第二話の振り返りカットをご紹介。
遊郭編とはいっても、オトナな内容というわけではありません(少年誌だから当たり前)。しかし、遊郭というところには人の生き様や儚さが詰まっているのです。勿論無限列車編同様話の軸は「鬼殺隊VS鬼の闘い」な訳ですが、その周辺的な要素を司る「舞台」として遊郭を選んだのは非常に秀逸なアイディア。
無限列車編は列車といういわば逃げ場のない密室的要素を含んだ部分が素晴らしかったと思いますが、遊郭という歴史・文化上奥深く、生々しくも情緒のある舞台は、正に若干の文学的要素をも感じてしまいます(そこまでは言い過ぎか?)。
この辺りが鬼滅の刃がただの少年漫画ではない所以だと思うわけです。
鬼滅の刃の魅力の一つとして、敵キャラクターが主に敗れる時に語られる背景の深さが挙げられると思いますが、遊郭編でももちろん、そういった部分も漏れなく詰まっています。というか、全体の中でも一段と悲哀に満ちていて秀逸。
鬼滅の刃・遊郭編を大人にこそお勧めしたい
出典:NEWS | TVアニメ「鬼滅の刃」 遊郭編公式サイト
そういったわけで、今、鬼滅の刃・遊郭編を(特に大人に)視聴することを強くお勧めしたいのですが、その理由を掻い摘んで述べます。
①異常なほどのブームは去った
猫も杓子も「キメツ」な時期は去りました。食わず嫌い、マジョリティな雰囲気が嫌いな方も今ならゆっくりとマイペースに楽しめます。
②シリーズ中最もヒューマニズムを感じることのできる秀逸なセクション
先述したように遊郭編は非常に秀逸なセクションです。言っても遊郭が舞台なので、事情や意味が分かるのも大人の特権と言えるでしょう。より楽しめるのでは?
只の「異能力バトルもの」ではない、鬼滅の刃の本当の姿が堪能できるのもこのセクションなのではないかと思います。
③相変わらずの美しいアニメーション
第一シリーズのテレビアニメも無限列車編もそうだったのですが、遊郭編でも同様かそれ以上の綺麗なアニメーションが堪能できます。
私達が絶対に目の当たりにすることの叶わない吉原遊郭の景色をアニメーションではありますが楽しめるという部分もアピールポイントです。
出典:Hulu(フールー): 人気映画、ドラマ、アニメが見放題!【お試し無料】
未見の方も是非視聴してみられたら如何でしょうか。
ここから観始めて大丈夫なのか?という点ですが、それは最初からみたほうが良いでしょう。しかし、なかなか骨が折れるので、遊郭編からみてもなんとかいけるかもしれないと言っておきましょう。細かいところを気にしなければなんとか。
出典:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編、9・25に世界最速放送!遊郭編の新ビジュアルも公開|シネマトゥデイ
鬼滅の刃遊郭編は全国フジテレビ系列で夜11時15分から放送中。その他各サブスクリプションでも視聴可能です。
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また、一時期のブーム絶頂時に転売ヤーまで現れたコミックスは全巻セットが普通に購入可能です。
アニメとはまた違った魅力がコミックスにはあるかと思います。ぎゅっと凝縮されたボリュームなので意外とサクサク読むことが出来て良いですよ。
おまけ(今日のネコ)
昼間のキョトンとした顔。ココさんは今日も元気です!
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