YMのメンズファッションリサーチ

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【レビュー】TWEED MILL(ツイードミル)のラムウールマフラーは英国製ウールの凄味が詰まっていた!

 

マフラーが苦手だったけれど

出典:Tweedmill Japan / ツイードミルジャパン オンラインショップ

 

スヌードついてご紹介した過去記事で言及したように、私はマフラーが苦手でした。

その理由はというと、自らの鉄則が「やり過ぎないさりげなさ」だからです。勿論コーディネートには留意していますが、「適当に着てきました」という匂わせを最も大事にしているわけです。基本的に恥ずかしがり屋なので「オシャレしてます」とモロに思われるのは心外な訳ですね。

マフラーを巻くのって、「いかにも感」が出てしまう気がするし、若干古い言い方をすると「キザ」に見えると思うのです。だから大の苦手。その点スヌードは適当にクルクル巻きつけているという「ざっくばらん感」が演出しやすいので、冬の首回りの防寒は専らスヌードという様相でした。

しかし今年、敢えてマフラーにチャレンジしてみようかと思い立ちました。

マフラーを「いかにも感」を出すことなく「ざっくばらん感」を漂わせるように巻くことで自分の着こなしの格を上げたくなったのです。そう。それでこそ大人!

 

選んだのは「英国製・ウール・大判」の条件を満たしたもの

 

出典:Tweedmill Japan / ツイードミルジャパン オンラインショップ

 

というわけで色々と物色してみる事にしたのですが、条件としては非常にシンプルに「英国製」「ウール」「大判」の3点。

カシミヤやシルク混も良いですが、ウールの方が温かそう。そして、折角ウールの物を選ぶならやっぱりウール生産の本場である英国製が信頼に足ります。

短くて幅のないものはちょっと難しそうだし、巻いたときにボリュームが出せた方が好みに合いそうだと思いました。

暫く逡巡した結果、眼に留まったのがウェールズを拠点にする英国のブランド「TWEED MILL(ツイードミル)」

今回はそのTWEED MILL(ツイードミル)のラムウールマフラーを購入したのでレビューしていきたいと思います。

 

TWEED MILL(ツイードミル)とは

出典:Tweedmill Japan / ツイードミルジャパン オンラインショップ

 

TWEED MILL(ツイードミル)は拠点をウェールズに置く英国のブランドです。40年以上の歴史を誇るこのブランドは多目的に使用できるストールやピクニック用ラグを中心に生産するブランケットメーカーで、ウェールズで採れた新鮮なピュアウールを自社工場で一括管理・加工しており、そのクオリティと似つかわしくない求めやすい価格設定も魅力的です。

TWEED MILL(ツイードミル)のコンセプトは「使い込めば体の一部となって馴染んでくる拘りの隠れた名品」。しなやかで柔らかい特徴を持つ生後数カ月の英国産ピュアメリノウール(ラムウール)のみを激選して使用しており、体に優しく肌触りも良好。おまけに保温性も高く毛玉も出来にくいとの評判です。ここまで聞けば、否応なしに試してみたくなりますね。

 

TWEED MILL(ツイードミル)ラムウールマフラーレビュー

概要・ディテール

というわけで購入したのはこちら。

TWEED MILL(ツイードミル)は先述した様に全方位的な性格を持ったラグブランドなだけあり、代表的なアイテムはチェック柄なのですが(特にピクニックラグと言えばチェック柄が思い浮かびますよね)、コーディネートのしやすさを鑑みて今回はソリッドカラー(ネイビー)を選択しました。

 

素朴な雰囲気の紙製タグ。英国の雑多なショップに無造作に置いてありそうな感じがして好きです。

 

英国製のラムウール100%の生地。チクチクすることもなく、この値段の品とは思えないほどの上質感。ネイビーのソリッドカラーは光沢感を一段と際立たせるようにも思えます。しなやかでふわふわと空気を豊富に含んだようなふっくら感も素晴らしい。

冒頭で述べたように今回狙っていたのは大判タイプ。これは長さ203㎝×幅74㎝の大判になっています。

 

フリンジは安物だと気どった感じが出てしまいがちと思いますがそんな感じは一切しません。

 

着用感・コーディネート

コート:MR.OLIVE(ミスターオリーブ)

インナー:ユニクロ

パンツ:URU(ウル)

シューズ:パラブーツ・アヴィニョン

マフラー:TWEED MILL(ツイードミル)

ウールのコートと合わせました。キレイ目なコーデの際には難なく馴染みますが、逆にミリタリーコート等のカジュアルコーデにも挑戦してみたいですね。それはそれで両者のコントラストが良い雰囲気になりそうです。

肌触りは極めて良いです。保温性も高い。何だか着けると温かくて、柔らかくてとっても幸せな気持ちになります。

発色も良く、アクリル混等と比較するとやはり一味違うかと思います。この辺りはさすが英国製のラムウールですね。

それと、やはりスタイリング的にもボリュームが出せる大判タイプが〇だと思いました。短い、若しくは幅の狭いタイプだと無理にキュッと締まってしまう可能性があってよろしくないでしょう。

ビジネスの場などの場合はまた別の話ですが。

 

 

巻き方は上が一周巻きで下がワンループ巻き。

他にもピッティ巻きやらニューヨーク巻きやらいろいろありますが、個人的にはザクっと適当に巻いた感を出す方が良いのではないかなと思っています。その感じを演出するにはこの2つのどちらかが良いかと。

前述した様に、「いかにも感」が出てしまうと何だかげんなりしてしまうというか。それに、食事の後などで鏡を見ないでも無造作にクルクルっと巻けるほうがスマートというもの。個人的にはそう思っています。

 

まとめ

出典:Tweedmill Japan / ツイードミルジャパン オンラインショップ

 

人生においてほぼ初めてウールのマフラーを手にしましたが、こんなにいいものだったとはと、今は感じています。

TWEED MILL(ツイードミル)は背景がしっかりとした英国ラグブランドなだけあって、実際に手にすると、よりその良さを感じることが出来る間違いないブランドだと思いました。本当に、なかなか良い。

最初はアジア製の物から試してみようかなという考えも微かに過ぎったのですが、いやいや。やっぱりウールは英国だと再認識です。

これを皮切りに、今後はマフラーを物色する楽しみも増えそう。そういう点でも収穫のある体験になりました。

 

 

最後に、今回感じたマフラー選びや仕様についてのポイントをまとめます。

  • マフラーは顔回りにあり目立つので、適当に選ぶと損するかも。それなりの生地感のものを選ぶべきでしょう。
  • 大判のものを選びボリュームを出せた方がコーデしやすいと思います。
  • 巻き方はざっくりとアバウト感を演出する方がベター。でもフォーマルの時は見苦しくないようにきちっと巻きましょう。
  • どこの物を選んでよいか分からないならばTWEED MILL(ツイードミル)はおすすめのブランドです!

 

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おまけ

海の向こうに見えるのは長崎県の雲仙普賢岳です。その下に広がっている町並みは島原町。綺麗ですね。

雲仙が綿帽子を被っている日は寒いというのは、この辺りの人たちの尺度のようです。この日も勿論極寒でした。

 

 

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