URU(ウル)とは
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今回はドメスティックブランド「URU(ウル)」をご紹介します。
詳細は後述しますが、この「URU(ウル)」のデザイナー・漆山氏は元コムデギャルソンのパタンナーだった方。
その出自から計り知れるように、URU(ウル)は非常にパターンに特徴のあるブランドです。
そんなに多くのアイテムに触れてきたわけではないのですが、一本パンツを所有しているので、そのレビューと併せて「URU(ウル)」の魅力を探っていきたいと思います。
是非最後までお付き合いください。
URU(ウル)の魅力
想像と創造
出典:ウル : URU - ファッションプレス (fashion-press.net)
URU(ウル)のキャッチコピーは「想像と創造」。
想像力をはたらかせた先にある自由な発想を元に作られた服を、心に纏わせる。
(多分)そんな意味合いのことがURU(ウル)のホームページには記されています。
確かに、既成の概念には囚われない発想力が垣間見える気がします。
しかし、突拍子がないというわけではなく、先述したようにこのブランドの根底にあるのは確かなパターン。縫製。技術力。
そして、どこか素朴で日常生活に即しているような生地使い。
この辺りが自分の琴線に触れた要因だったのではないかと思っています。
すぐ傍にあるような気がする
出典:写真15/46|ウル(URU) 2021-22年秋冬メンズコレクション - ファッションプレス (fashion-press.net)
デザイナーティックではありながらも、アトリエで丁寧に紡いだようなハンドメイド感あふれる縫製。過ごしやすそうな作り。そしてジェンダーレスなデザイン。
URU(ウル)の服を見ていると、上から見下されているような気持ちになるどころか、すぐ傍に存在しているような、そんな気さえしてきます。
でも個性的でもある。程よいスパイスが効いている。
「何とも不思議な魅力があるブランド」
そんな言葉がしっくりくるのではないかと思います。
デザイナー漆山氏の矜持
出典:写真5/33|ウル(URU) 2022年春夏メンズコレクション - ファッションプレス (fashion-press.net)
URU(ウル)はデザイナー漆山政春氏によって2010年にスタートしたブランド。先述したように漆山氏は元コムデギャルソンのパタンナーでした。
自身も「パターンに自信があったから、それを活かした服作りをしたかった」と語っており、URU(ウル)の真骨頂はやはりその洗練されたパターンにあると言えましょう。
「多くの東京ブランドのパターンを支えるバックボーンのような存在」ともいわれている漆山氏。その技術は多方面から絶大な信頼を得ています。
前項で述べたURU(ウル)の服の特徴は、漆山氏の「原型(パターン)をしっかりと理解した上で崩す」という技法から成り立っているようです。この辺りが漆山氏の、そしてURU(ウル)の矜持と言えそうですね。
URU(ウル)ワイドパンツレビュー
そんなURU(ウル)ですが、一本のパンツを所有しています。
記憶が曖昧なのですが、恐らく3~4年くらい前にEDIFICE(エディフィス)で購入したものと思います。
かなりのワイド(テーパード)シルエットなのですが、実は私が人生で初めてワイドパンツに挑戦したものになります。
(今では想像もつきませんが)それまで細身のパンツばかりを選んで穿いていた私。当時は今ほどワイドパンツの潮流も明確なものではなく、自身もかなり抵抗があったのを覚えています。
しかし、このURU(ウル)のパンツのシルエットが見事だった為、流れに乗ることが出来ました。
昨今ワイドパンツをこよなく愛している私ですが、言ってみればそんな自分がいるのはこのURU(ウル)のパンツのお陰なのかもしれませんね。
ディテール
素材はかなり厚みのあるコットン。しかし軽くもあり、コンパクトで使い易い特徴を持っています。
バックポケットはパッチポケットでカジュアルな印象。大き目でカジュアルな印象ですが品も漂います。
作りという意味では一見変哲がなさそうなのですが、実はフロントに最大の特徴が。
マジックテープになっており、ご覧のようにここで開閉やウエストの調整ができてしまうのです。
これを最初に見たときは相当な衝撃を受けました。見たことないもの、こんなの。
しかしこれが非常に運用しやすく、履き心地の良さにも寄与しているのだから素晴らしい。如何にもURU(ウル)らしい、個性が光る中にも日常的に使い易いディテールです。
URU(ウル)のブランドロゴも格好良い。恐らく服を作る工程の様を現わしているのではないか・・・と勝手に思っています。
シルエットはかなりワイド目ですが裾に向かってテーパードがかかっているのでこなれた雰囲気に見えます。今でこそ定番になっている形でしょうが、これを数年前にリリースしていたURU(ウル)の先見の明にはやはり驚かされたりします。
コーディネート、サイズ感
173㎝66㎏の私がサイズ2(M相当)を着用。
シャツ:KAPTAIN SUNSHINE(キャプテンサンシャイン)
パンツ:URU(ウル)
シューズ:BIRKEN STOCK(ビルケンシュトック) ロンドン
着用すると、ワタリの部分がぷくっと膨らみ、そこから裾に向けてシュッと締まっている様が分かるかと思います。
やや硬めの素材とパターンの妙で、くっきりとワイドテーパードのシルエットが出るパンツだと思います。このシルエットが何とも言えない出来の良さで、気に入っているポイントです。
正にパタンナーが作ったブランドのパンツと言った感じですね。
繰り返しになりますが、厚みのある生地の割にはコンパクトな印象で軽く、穿き心地も抜群です。
フロントのマジックテープのお陰でウェスト調整が容易にできるので楽チンで、今後もしも太ったとしても長い期間履けることでしょう(笑)。
兎にも角にも、こなれた雰囲気で洒落ているのに、その実日常使いがしやすい。URU(ウル)はそんなブランドなのだという事を、実感させてくれるパンツです。
まとめ
コムデギャルソン出身のパタンナーが作るブランド「URU(ウル)」。いかがだったでしょうか。
Sacai(サカイ)の阿部千登勢さん、フミトガンリュウの丸龍文人さん、ホワイトマウンテニアリングの相澤陽介さん・・・。日本が世界に誇るブランド・コムデギャルソン出身のデザイナーは枚挙に暇がないほどで、国内のみならず世界中で活躍しています。
やっぱりそれだけギャルソンは、川久保玲氏は偉大なのだという事も感じずにはいられません。
出典:ウル : URU - ファッションプレス (fashion-press.net)
URU(ウル)の漆山氏もそれらのビッグネームたちに決して見劣りしない天才・・・。URU(ウル)の服を着ればそれが良くわかる気がします。
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最近見た、こちらのカットソー。
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漆山氏が一着一着アトリエで手縫いしている刺しゅうが入ったものです。これは素晴らしいですよね、掛け値なしに。デザイナー自らが一着一着縫っているなんて・・・。
こういったハンドメイド感、素朴感が感じられる面も、決して肩肘張らないデザイナーとしての姿勢も、URU(ウル)の魅力だったりします。
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日本人が応援すべきドメスティックブランドの注目株として、是非URU(ウル)の名を記憶に留めて頂きたい気持ちでいます。
おまけ(今日のネコ)
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