YMのメンズファッションリサーチ

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第36回 【Patagonia(パタゴニア)】その真骨頂はメッセージ性!

目次

 

くそ野郎を落選させろ!

唐突に、口汚い言葉からスタートしたことをお詫びいたします。

しかし、今回の題材「パタゴニア」×時事問題のキーワードなのです。

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出典:https://www.jeansfactory.jp/pc/pc_feature.php?d=1587456021

そこそこの値段がするアウトドアブランドなので、だれでも気軽に買えるとまではいかないパタゴニア。しかし、とても有名。

 

以前ご紹介したノースフェイスと並んでなんだかんだ言っても「トップクラスの有名なアウトドアブランド」と言えるでしょう。

 

ymfresearch.info

 

 

パタゴニアの創始者イヴォン・シュイナードとノースフェイスの創始者タグ・トンプキンスは大親友だったとか。

 

しかし、この2ブランド、趣はかなり異なります。

 

ノースフェイスの歴史や普段のスタンスからは感じられない「際どいメッセージ性の発信」が、パタゴニアの特徴の一つなのです。

 

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出典:https://www.gqjapan.jp/fashion/article/20200914-patagonia-shorts-editors-pick

 

 最近の世界的ニュースの一つとして大きなものが

アメリカ大統領選挙!

正に現在その真っ最中というわけですが、そんな中パタゴニアのショートパンツのタグ裏にプリントされているこのメッセージがツイートされて話題になっているのです。

 

「VOTE THE ASSHOLES OUT(くそ野郎を落選させろ!」

おおっと。強烈。

アメリカのTwitterで見事にトレンド入り!

 

丁度昨日ニュースでみましたが、実際にパタゴニアの広報に取材を行っていました。

ストレートに、現在行われているアメリカ大統領選挙そのものに言及しているわけではないと答えていました。

元々パタゴニアは環境問題と深い深い繋がりがあり、これもその一環に過ぎないということ。つまり、選挙に出る者は環境問題としっかり向き合ってほしいというメッセージだというのです。

因みに「くそ野郎を落選させろ」

は創始者イヴォン・シュイナードの口癖だったとか。

 

真意はわかりませんが、嫌が応にも今の時期大統領選挙と結び付けられることくらい想像は付きそうなもの。意図を感じずにはいられませんよね。

 

このように、パタゴニアは度々そのメッセージ性がピックアップされるアウトドアブランドなのです。

 

環境問題との接点

 シーシェパード

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出典:https://newsphere.jp/world-report/20170830-3/

捕鯨船に対して過激に抗議活動を行うことで一時期話題になったシーシェパード。パタゴニアはこの団体に資金援助をしていたということで世間を賑わせました。

 

自分たちがパタゴニアを購入した分の一部がシーシェパードの資金になっている・・・ということで不買運動にまで発展しました。

 

パタゴニア日本支社は声明を発表して、資金・物資援助をしていることを明らかにしました。ただし、あくまでも環境保全や不必要な分の捕鯨に関する抗議活動に賛同しているのであって、暴力行為には注意喚起していると語っています。

 

つまり、元々から存在する自社の理念に基づいた援助であって、その中に暴力的な部分は含まれていないという主張。

 

因みに、石鹸やコスメで有名な「LUSH」などはもっと大々的にシーシェパードへの支援を表明しています。ただし日本法人はその外だそうです。

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出典:https://jn.lush.com/shop/shizuoka

 


 

みつばちマーチが有名。


  

シチュー鍋抗議

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出典:https://www.patagonia.jp/blog/2011/06/stew-pot-protest-at-patagonia-headquarters-for-a-patagonia-without-dams-take-action-today/

 

チリの原生地区に複数のダムを建設する計画への抗議で、世界中のパタゴニア社員約500人が集結しフライパンやシチュー鍋を叩きました

 

長崎・石木ダム建設

石木ダム建設計画が進む中、水没予定地に暮らす13世帯の土地明け渡しの強制に対してパタゴニア日本支社はホームページで「遺憾の意」を表明しました。

 

サスティナブルの先駆け

2005年からポリエステルやフリース製品の回収、リサイクルを開始しています。今や随分一般的になった衣服の店頭回収(スーツ専門店やUNIQLOも実施していますね)に先駆けて取り組んでいたのです。

コットンやナイロン等についても順次開始しています。

元々その前からペットボトル再生フリースやリサイクルコットン等を採用する等、最近相当メジャーな概念である「サスティナブル」を実践していました。

 

ビーチクリーン

不定期に他企業と協力してビーチクリーン活動を行っています。

 

他も数え上げればきりがありませんが、パタゴニアと環境問題は切っても切れない関係なのです。

 

あくまでも初志を貫徹する頑固な理念がひしひしと伝わってきます。

時として強烈な社会的メッセージを送ることもあり、でも裏でやることはやっているのです。

 

私は今回良いとか悪いとかいうことに言及するつもりはこれっぽっちもありません。受け取り方は様々だし、メッセージの発信も法に触れなければ自由です。

 

しかし、どちらかといえば、中身は置いておいて、発信力の高さという点には共感できます。ことなかれ主義で安全な道を進むことを彼らは明らかに拒否しています。これは素晴らしいことだと思います。

 

いらないことですが、私の性格もことなかれ主義とは程遠いものなので。

パタゴニアの取り組みについて、その中身については一切言及はしません。しかし、その在り方には共感するのです。

 

歴史深さが格好いい

・・・という訳で自社のポリシーがかなり明確なブランド・パタゴニア。

歴史も相当に深いブランドです。

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出典:Wikipedia

 

始まりは何と鍛冶屋さん。

創始者イヴォン・シュイナードは1953年、14歳の時にクライミングを始めるのですが、その過程で必要なギアを自分で作成してみることにしました。つまり鍛冶屋。そうして立ち上げられたのがパタゴニアの前身「シュイナード・イクイップメント」

 

1970年までに、シュイナード・イクイップメントはアメリカ最大のクライミングギアカンパニーとなります。

やがてクライマーの着るウェアを製造・販売するようになります。利益率の悪いギア類の販売を補填する役割として始めたのがウェア部門だったとのこと。

 

ウェア部門の名称が必要だったため命名されたのが「パタゴニア」だったというわけです。パタゴニアは南米アルゼンチンの山岳地方の名称です。「アンデス山脈」といえばだれでも知っているでしょう(つまりパタゴニアのロゴに描かれている山はアンデス山脈ということになります)。

 

今やお馴染みの冬に欠かせない素材「フリース」はパタゴニアが元祖です。

 

現在クライミングのみに収まらず、ウィンタースポーツやフィッシング、マリンスポーツ、マウンテンバイク、そしてデイリーなライフスタイルまであらゆる分野で欠かせない存在となっているパタゴニア。その背景に確固たるバックボーンがあることはまごうことなき事実なのです。

 

おすすめアイテム

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私の所有物です。

どれもこれもすべてリサイクル素材使用のもの。いやはや、徹底しています。

トレントシェルジャケットはアノラックタイプとフルジップの2種類。

グリーンのフルジップはよく普段使いします。スウェットシャツはコットンなのに撥水性が高く、(しないけれど)クライミングにも使用できそうな気がします。

Tシャツはパタゴニアお得意の「LIVE SIMPLY(シンプルに生きろ!)」のプリント。

このメッセージが好きです。ああ、シンプルに生きたい・・・

 


 

 


ノースフェイスなんかは日本サイズなのでほぼほぼ額面通りに解釈していいのですが、パタゴニアは海外サイズなので。シルエットもアイテムによりますが少し細長かったりします。サイズ選びは慎重にしないといけません。

 


 


ちょっと高いですよね・・・。カルト的人気を誇るレトロX。なんだかんだ言っても格好いいです。

 


 


最近人気なのがこのクルーネックフリースシャツ。ネックの空き具合がシャツレイヤードにも適しているとBeginにも書いてありましたよ。

 


 


 今年の夏はこのバックプリントTを若い女性が良く着ているのを見ました。


 


 個人的にはこちらのロゴも好きです。


 


値段はお手頃ですが、とにかく頑丈です。私も持っていますが10年くらい本当に使えますよ。このキャンバストートは気軽にパタゴニアの世界観が味わえるアイテム。

 

まとめ

パタゴニアの記事は、そのうち書こう書こうと思って後回しにしていました。それで昨日大統領選に関するニュースを見て今だと思ったわけです。

 

私が大学生の時・・・20年くらい前はストリートの雰囲気もあるサブカル寄りのブランドというイメージだったのを覚えています。

正直少し敬遠していましたが・・・まあ周囲がパタゴニアだらけだったので(とか言って、私は大学の卒業アルバムの写真でパタゴニアのフリースを着用しています)。

 

しかし、しっかりとしたバックボーンを備えた、実は骨太のブランドなのです、パタゴニアは。だから結局買う(笑)

 

環境問題への提起に関しては賛否あるとは思います。

嫌な人は手を出さなければよいのです。パタゴニアもきっとそう思っていることでしょう。

 

 

 

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