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ユニクロ+J(プラスジェイ)2021春夏を買いに行った時・・・
先日、当ブログでも述べましたように・・・
ユニクロ+J2021春夏コレクションを購入しに実店舗に赴きましたが・・・
余り刺さらなかった為、記念にというような感覚で、リラックスフィットポロシャツをカゴに入れ、やや満たされない心持で店内を徘徊していた私。
何か、このまま帰るのが納得いかない気持ちだったのです。
ユニクロU(ユー)の2021春夏アイテムは、ほぼほぼ売り切れていましたね。今年のユニクロUは良かったですよね、やっぱり。
欲しい物は買っておいてよかったです。
そんなこんなしているところ、目に飛び込んできたのはUT(ユーティー)コーナー。
UTに手を出したことは今まで一度もありません。
しかし、
「あー、そうか、そうか。これがあった・・・」
ネットニュースで把握はしていたのですが、注目していたものがあったことを思い出したのです。
村上春樹×UT
出典:ユニクロ公式
村上春樹×UTコレクション。
言わずと知れた、世界的に熱狂的ファンを持つ作家村上春樹氏の作品やラジオ番組「村上RADIO」とUTのコラボレーション。
デザイン展開も豊富でした。
出典:ユニクロ公式
「海辺のカフカ」
出典:ユニクロ公式
「ダンスダンスダンス」
出典:ユニクロ公式
「ノルウェイの森」
等なかなか魅力的なラインナップでした。
勿論、全て1,500円均一。
と、いうわけで一枚購入してきましたので次項でレビューします。
村上RADIOグラフィックモデルを購入
購入してきたのはこちら。村上RADIOグラフィックTシャツです。
出典:ユニクロ公式
「村上RADIO」バージョンはこのレコードグラフィックのものと2種類あったので迷いましたが、フジモトマサルさんのイラストが可愛くて気に入りました。
バックプリントは村上春樹氏がこよなく愛する「本、音楽、そして猫」の文字が。
私も同じく本、音楽、猫をこよなく愛していますので(笑)
UTなので、生地のしっかり感は折り紙付きです。1,500円とは思えない良い作りになっています。
このUTの生地をみると、本当にユニクロが凄いという事を思い知らされます。その辺で5,000円以上で売られているカットソーよりもよっぽどいい生地です。本当に。
サイズ感はごくごく標準的な作り。
173㎝69㎏の私がXLサイズでリラックスフィット感は十分と言った感じです。Lサイズでも少し大きいくらいかな。
早速いつものごとくクロネコのネネが寄ってきました(笑)。
プリントのネコなんだけど・・・お友達と思ったの(笑)
まあ、そんなおバカじゃないか、さすがに(笑)
でもこの後しばらくプリントのネコと見つめ合っていました。まさかね・・・。
村上春樹氏と私
出典:http://matome.naver.jp/odai/2141149598706344801/2141150170407913103
私はそこそこ本を読む人間です。
しかし、最初に言っておきますが、ハルキストではありません。
よく読む作家さんは
伊坂幸太郎さん、奥田英朗さん、湊かなえさん、東野圭吾さんなど。
しかし、村上春樹さんも全て網羅とまではいかなくてもまずまず読んできました。
「騎士団長殺し」は途中でやめました(笑)すこし合わなかった・・・(笑)
勿論「ノルウェイの森」「海辺のカフカ」「IQ84」といった代表作は抑えてはいますが、一冊、恐ろしく脳裏に残っている作品があります。
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「神の子ども達はみな踊る」
多分、「村上春樹」ときいて「神のこども達はみな踊る」というワードが出てくる人はほとんどいないのではないかと思うほどマイナーな作品です。
しかも短編集。短編集が苦手だという人も少なくないのではないかと思います。かくいう私もその一人ですし。
しかし、この短編集、その中で表題になっている短編「神のこども達はみな踊る」が、何年経っても、いつも心にこびりついて離れないのです。
「神のこども達はみな踊る」は1995年の阪神淡路大震災、若しくはその直後に舞台が設定されています。
・・・とはいっても、短編「神のこども達はみな踊る」では震災そのものがワードとして文中には一切出てきません。
読んでいくと、ほんのり一節だけ突如としてそれが分かる表現が出現し、実はそれこそが話のキーワードなのだという事が分かるのです。
このお話は、捉え方によって様々な意味合いが持つように構成されていると思いますが、ただただ愚直に読み進めるだけでも(それもまた一つの楽しみ方であると思っています)引き込まれてしまう不思議な魔力を持っています。村上春樹氏の作品はそういう特徴が多分にありますよね。この作品も例に洩れずそうだという事です。
ミステリアスな展開やドラマティックな展開がなくても文章の妙で読者を引き込んでいく力量は、やはり他の追随を許さない領域なのかもしれません。短編「神のこども達はみな踊る」でも、後半部分はまるで自分が主人公の「かえるくん」になったかのような感覚にとらわれてしまいます。
悲しく、儚げで、でも明日への限りない希望が示唆される。
希望に満ち溢れた物語では決してないにも拘わらず、こんなにも後味の良い作品を、私は他に知りません。
様々な事柄で、よく物議を醸す人物である村上春樹氏。私も作品によって合う合わないがあり、「騎士団長殺し」のように途中で読むのをやめてしまった作品もありますが(笑)
そして、村上氏のもう一つの魅力は、やはり「存在がおしゃれ」だという事でしょう。
出典:村上春樹の文学賞は? | ラグビーW杯開幕 五輪選考も本格化 | 特集 | 週刊東洋経済プラス
インテリ=おしゃれという、私が憧れる方程式を体現している存在の一人。
若いころからアイビールックを愛し続けていることを公言されています。
コットンスーツやチノパンツも村上氏の代名詞の一つ。
30歳の時に「群像新人文学賞」を受賞した時にまとっていたスーツは「VAN(ヴァン)」のものだったそうです。
作品の中にも様々なファッションアイテムやブランドの描写が出てくる(コードヴァンやローファー、リーバイス、ラルフローレンやブルックスブラザーズなど)ので、村上春樹作品を読むときに私はその描写も楽しみの一つになっているのです。
このように、「ハルキスト」ではないのですが、私は村上春樹氏にはある意味思い入れはあると言うわけです。
出典:村上RADIO - TOKYO FM 80.0MHz - 村上春樹
村上RADIOも時々聴きます。ジャズを愛している村上氏。ラジオ番組まで、まあオシャレです。
村上春樹×UTのまとめ
今年の夏にワンマイルウェアとしてこの村上春樹×UTは活用したいと思います。
若干ミーハーな感じもしますが、まあそれもまた自分(笑)。
ちょこっとだけ(ハルキストではないけれど)ハルキストな気分も味わえるし、悪くないかなと思っています。
ハルキストの方も、そうでなくとも少しでも村上春樹氏に興味のある方であれば、1,500円ですし、チェックしてみられたら如何でしょうか。
UTはユニクロでもうずいぶん長いこと展開されているシリーズですが、最近また題材自体のセンスも質感も上がってきていますね。今後もどのような企画が発動されるのか楽しみです。