目次
- ユニクロ+J(プラスジェイ)コレクション、一応の終焉
- ユニクロ+J(プラスジェイ)2021秋冬の全貌
- ユニクロ+J(プラスジェイ)2021秋冬発売前プレビュー
- まとめ
- おまけ(今日のネコと久々のドライブ)
ユニクロ+J(プラスジェイ)コレクション、一応の終焉
2020年A/W(秋冬)コレクションで、衝撃の復活を飾ったユニクロ+J(プラスジェイ)。
「鉄の女」ジル・サンダーが数年ぶりにユニクロと再タッグを飾ったコレクションは、ファッションアディクト層から一般層まで巻き込み、コロナ禍中にも拘らず大きなムーブメントを興しました。
発売開始時間前からユニクロ店舗には長い行列ができ、店内の混乱ぶりは報道番組でも大きく採りあげられる程でした。
2021S/S(春夏)コレクションでは前回のような混乱ぶりまではならなかったものの、変わらない堅調ぶりを示し、やはり街には+Jのカットソーやシャツを着用した人が多く闊歩していました。
素材に並々ならぬ拘りを持つジル・サンダー氏がディレクションするコレクションは、やはりユニクロのインラインのものとは一味違って、普通に着用していても異彩を放っていることはまちがいありません。
出典:+J (プラスジェイ) 2021年秋冬コレクション|UNIQLO
そんなユニクロ+Jは、2021年11月12日発売が決定されたコレクションを以て一連の流れに終止符を打つそうです。つまり、今回を以てとりあえず無期限の終了。
それでは、全貌が発表されたコレクションを見ながら、個人的に注目するアイテムをご紹介していきたいと思います。
ユニクロ+J(プラスジェイ)2021秋冬の全貌
出典:+J (プラスジェイ) 2021年秋冬コレクション|UNIQLO
最終コレクションと言う事で、これまでのコレクションと比較して注力の度合いの強さはよくわかります。
価格帯も意図的にこれまでよりも若干高めに設定してあります。「ユニクロ」という感覚で見ると「高い」と感じるでしょう。でもあくまでユニクロですから、そんなにびっくりする程ではありません。例えばビームスやシップス等のセレクトショップオリジナル品等と比較するとそれよりは低めかと思います。
勿論現段階ではラインナップは画像のみでしか確認できないので、あくまでも予想プレビューという形ですが、全体的にはさすがにユニクロという枠組みで収まっていないという印象を受けます。
かといって、ジル・サンダー本家のコレクション(ブランド「ジル・サンダー」ではありません。ブランド「ジル・サンダー」からジル・サンダー氏は離れています)と同クラスというわけでは全くない訳ですが。
次項で各セクションごとに見ていきますが、アウター類が狙い目であり、目玉であることは疑いようがありません。今回のコレクションを堪能したいのなら、アウターを入手するべきだろうと思います。
ユニクロ+J(プラスジェイ)2021秋冬発売前プレビュー
それではプレビューです。個人的に気になる、またはポイントになりそうなアイテムをピックアップしてお伝えしようと思います。
①アウター
先述したように、アウター類は今回のユニクロ+J(プラスジェイ)2021秋冬のポイントになっているセクションです。ここは力の入れ方が明確にわかる程違います。要注目のアイテムが目白押し。
(1)ダウンオーバーサイズパーカ 17,900円
出典:ダウンオーバーサイズパーカ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
ダウンアイテムに関しては、前回の+Jではホワイトマウンテニアリングコラボと同様、ユニクロの名作「ハイブリッドダウン」をチョイスしてリプロダクトしたものをリリースしていましたが、今回はかなりボリューミーなシルエットになっています。しかしきちんと綺麗な形で、質も申し分なさそう。
出典:ダウンオーバーサイズパーカ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
前出のワントーンのタイプに加え、各所切り替えのあるタイプもリリースされます。こちらはやや上級者向けかも知れませんが、「攻め」を感じられて、着こなすことが出来ればかなりおしゃれでしょうね。まさしくデザイナーズブランドの様相です。
(2)ウールオーバーサイズダッフルコート 29,900円
出典:ウールオーバーサイズダッフルコート (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
今回のルックブックのヘッドを飾っているアイテムはこのウールオーバーサイズダッフルコートです。「なるほど、ダッフルか!」と、思わず唸ってしまった私。
散々述べてきたように、社会は徐々にシンプルの極みともいうべきノームコアの潮流から脱却しつつあるのが現状。シンプルなステンカラーコート等が人気ですが、今旬になりつつある提案の一つはトグルのデザインが印象的なダッフルなのかもしれません。
やもすればカジュアルになりすぎるきらいのあるダッフルですが、ウール生地を用い、アシンメトリーにトグルを配置することでモード感をプラスしたこのアイテムは、今回のコレクションの中でも特に要注目アイテムです。
(3)ハイブリッドダウンオーバーサイズMA-1ブルゾン 12,900円
出典:ハイブリッドダウンオーバーサイズMA-1ブルゾン (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
現在押しも押されぬトレンドアイテムのMA-1。実に様々なブランドがリプロダクトしたMA-1をリリースしています。
ユニクロ+J流のMA-1はお得意のハイブリッドダウンを使用。アーム部の素材と分量を調整し、スマートなシルエットを実現しています。
かなり大人っぽく着られそうなMA-1に仕上がっている印象で、防寒性も高そうですね。モデルの着用イメージのように、モノトーンのシャツやパンツと大人っぽく合わせるのが気分です。とても格好良さそうですね。
(4)ウールブレンドオーバーサイズシャツジャケット 14,900円
出典:ウールブレンド オーバーサイズシャツジャケット (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
名称はシャツジャケットですが、短丈のコートのような様相。ダブルフェイスで防寒性も高そうです。
シャツジャケットはここ数年トレンドのアイテムですが、少し間違えると裏キルトやパデットなどでシルエットが膨れてしまい野暮ったいものも多いのが現状だと思っています。要するに、よく見ていくと格好良いものが少ない。しかし、このアイテムはそんな心配は無用そうです。
ジル・サンダーがディレクションしたんだなと分かる綺麗なシルエット、素材感の良さが画像からも伝わってきます。個人的にも注目しているアイテムの一つ。
②セーター・カーディガン
先述したように、今回のユニクロ+J(プラスジェイ)の目玉セクションはアウターですが、セーター・カーディガン類も注目のアイテムはあります。春夏ではシルクコットンがキーマテリアルとして使用されていましたが、今回はカシミヤやラムウール。
(1)カシミヤブレンドパーカ 17,990円
出典:カシミヤブレンドパーカ(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
「カシミヤブレンド」とはいえ、90%カシミヤなのでその含有率はかなり多め。ナイロンと混紡することで肌触りはかなり上質になっている様子です。更には裾、袖口の始末にミラノリブを使用してあり耐久性も高そう。
この手のパーカは大体スウェット生地のものが多いと思いますが、そこにカシミヤ素材を持ってきてあり、かなり大人っぽいパーカになっていると思います。雰囲気としては、探してもなかなかないものなのではないでしょうか。「17,000円は高い」と思われるかもしれませんが、モノの割には実はコスパは高いと言えます。要注目の一品。
(2)カシミヤクルーネックセーター 15,990円
出典:カシミヤクルーネックセーター(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
カシミヤセーターはこのクルーネックとタートルネックが展開されます。
ユニクロのインラインのカシミヤセーターは9,900円で展開されており、こちらも超優秀なアイテムなうえに信じがたいコストパフォーマンスを誇っていますが、+Jバージョンはカシミヤ自体の素材も変更してある様子(毛足の長いバージョンとのこと)。どう違うのか興味があります。
デザイン面のポイントは見ての通り切り替えの部分だと思いますが、このブラック×ネイビーの切り替えは、実は春夏のシルクコットンセーターでも実施しています。切り替えはコーディネート上クセがあるように思われがちですが、このカラーは実際は非常に馴染みが良く着やすい雰囲気なので、気が引けるという事はないかもしれません。春夏のシルクコットンセーターは、実は忘れそうな頃にセールになったものをひっそりと購入したのですが非常に格好良かったです。
(3)プレミアムラムVネックカーディガン 5,990円
出典:プレミアムラムVネックカーディガン(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
過去記事でご紹介したインラインのプレミアムラムカーディガンをデザイン面でアレンジしたアイテムがこちら。インラインのものはベーシックなVネックカーディガンですが、前立て、ポケット、裾等に印象的なデザインが施してあり、「ただカーディガンを着ている」とは思われないものになっているようです。実物を見てみないと、足された装飾がどう作用しているのか判断が難しいような気もしますが、スタイリングを見る限り雰囲気は良いですね。価格はインラインの丁度倍くらいになっています。
③シャツ・カットソー
シャツとカットソーはまとめました。というのも、ちょこちょこと新しい型のものもありますが、基本的に前回までのコレクションの継続路線・・・というか、全く同じものの再販も多く含まれています。これが今回のコレクションの中で「アウターがメイン」という所以です。
私の解釈としては、シャツやカットソー類は、前回のユニクロ+J(プラスジェイ)2021春夏でほぼ完成したという事だと思っています。ミニマルで、ユニフォーム化するに足りる汎用性とクオリティの高さを、すでに証明してしまったのではないでしょうか。
(1)スーピマコットンオーバーサイズスタンドカラーシャツ 3,990円
出典:スーピマコットンオーバーサイズスタンドカラーシャツ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
代表的な存在はこのシャツではないかと思います。前回何だかんだと言っても手を出さなかったこちら。画像では前回のものとの違いがほとんどわからないので恐らく同じものか、あっても微細な調整程度なのではないかと思います。
今回最終コレクションという事で、これを購入しようかと思っています。非常にクリーンでミニマルで、生地感も良く文句のつけようがありません。
(2)ドライスウェットハーフジップパーカ 5,990円
出典:ドライスウェットハーフジップパーカ(長袖) セットアップ可能 (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
ユニクロのインラインのドライスウェットパーカは非常に優秀なアイテムなのですが、それと同素材かそれに近いものを使用している可能性が高いかと思います。
それをハーフジップにリデザインし、フード部分の素材も変更してあるようです。スポーティーな中にラグジュアリーな雰囲気もあり、人気の出そうなアイテムですね。使い勝手も良さそうです。これとプルオーバータイプは、スウェットパンツとセットアップ可能になっています。アーバンスポーツのような雰囲気を愉しむことが出来そうですね。
④パンツ
公式スタイリングでは、パンツまで映していないスナップが多く、あくまでアウター類にフォーカスしたコレクションであることはここでもわかってしまったりします。スタイリングを完成させるうえでのエッセンスという位置づけなのが今回のコレクションのパンツなのかもしれません。
(1)イージーワークパンツ 5,990円
出典:イージーワークパンツ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
個人的に気になっているパンツはこちらのワークパンツ。パンツは画像でシルエットが特に分かり難いのですが、ゆったりとしたシルエットなら嬉しいです。膝上の切り替えがなかなか気になります。
(2)ウールブレンドタックパンツ 7,990円
出典:ウールブレンド タックパンツ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
ウールパンツはタック入りでゆったりとしたシルエットになっている様子です。前回の秋冬のパンツはかなり完成度が高かったので、これはキレイな良品になっている可能性が高いですね。
⑤グッズ
グッズはベルトのみの展開になっています。いつもながらグッズ展開に注力しないユニクロの特別ライン・・・。ここに着目し展開数を拡げてくれると、またかなり評価も違ってくるように思えるのですが・・・。ユニクロは小物類が苦手ですからね・・・。
(1)トップバックルレザーベルト 2,990円
出典:トップバックルレザーベルト (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
表スムースレザー、裏エンボスのバックルレザーベルト。ミニマルなデザインで癖がなく使いやすいと思います。しかし、わざわざ買うかと言われれば・・・微妙かと・・・。
繰り返しますが、バッグやシューズ等、リリースして欲しかったです。
⑥レディース
出典:カシミヤブレンド ノーカラーコート (WOMEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
レディースは、このカシミヤブレンドノーカラーコート24,990円がかなり素敵です。これはきっと素晴らしい出来だと思います。
前身頃に分量の比重を置き、落ち感を計算されているこのアイテム。冬の主役になり得るポテンシャルをひしひしと感じます。いいなあ、レディースは。私が女性なら迷わずこちらを購入するでしょう。
出典:カシミヤブレンド ラップロングコート (WOMEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
こちらのカシミヤブレンドラップロングコート29,900円はルックブックのヘッドアイテム。こちらもドレープ感や動きのあるデザインで魅了してくれそうな逸品の予感です。
他にも・・・
出典:エクストラファインメリノリブロングカーディガン(長袖) (WOMEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
ユニクロを代表する超優秀素材エクストラファインメリノを使用したリブロングカーディガンや・・・
出典:シルクボウタイブラウス(長袖) (WOMEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
シルク100%使用のボウタイブラウスなんかも素敵。デザイン性も高く、最早ここまでくると本当にユニクロなのかと言いたくなるほどです。
レディースも注目すべきアイテムが目白押しで、女性も非常に愉しめるコレクションになっているようです。
まとめ
出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/collaboration/plusj/21fw/men/
ユニクロUやユニクロ&JWアンダーソン、ユニクロ・セオリー、ユニクロ&ホワイトマウンテニアリング、レディースならマメ・クロゴウチやイネス・・・。様々な特別コレクションを擁するユニクロですが、ユニクロが現在のグローバルな規模のブランドに駆け上がることが出来たのは、2009年にジル・サンダーと初めてタッグを組んだことが大きな要因の一つであると言われています。
即ち、「鉄の女」と呼ばれ、生地や縫製などに一切の妥協を許さない彼女がパートナーにユニクロを選んだという事実が、ユニクロのブランドとしての価値をグッと引き上げたというわけです。
昨年、実に久しぶりに再タッグを果たした両者。世間はそのコレクションに酔いしれ、競うように購入し、ジル・サンダーのエッセンスを愉しみました。
出典:+Jについて|+J (プラスジェイ) 2021年秋冬コレクション|ユニクロ (uniqlo.com)
どれが上という事はないですが、やはりユニクロの特別コレクションの中でもジル・サンダーとのコラボライン+J(プラスジェイ)はトップヘッダーだという事にあまり異論は聞こえてこないのではないかと思います。
2020年秋冬から3シーズンに渡って展開してきた一連のコレクション展開は今回が最終。
いつも述べますが、あくまでもベースになっているのはユニクロの衣料品であり、ジル・サンダー本家のアイテムではありません。
しかし、そのエッセンスを感じることはできます。結構十分な程に。
少なくとも暫くはユニクロ+J(プラスジェイ)が堪能できないのかと思うと少し寂しいですが、最後のお祭り、目いっぱい楽しみたいと思います!
おまけ(今日のネコと久々のドライブ)
ネネ・ココ「何か、文句でもあるの?」
私「いや、その・・・寒いので閉めても良いでしょうか・・・(笑)」
インドア派な私ですが、久々に愛車でドライブに行ってきました。
熊本県宇城市三角町の三角西港というところで、海の向こうに見えるのが天草です。綺麗ですね。自宅から車で30分圏内にあります。如何に地方に住んでいるのかわかるでしょう(笑)
愛車のジープ・レネゲードの向こうに見えるのが天草1号橋。
写真を撮るのはうまくないので・・・こんな感じで良い具合なのかな?
丁度夕暮れ前くらいの時間でしたが、私の一番好きな時間帯です。
インドア派の私も、海を見ると気分が晴れることもあります。たまには良いですね。
良かったら愛車の記事も読んで頂けると嬉しいです。
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