YMのメンズファッションリサーチ

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【ダサい?隠れ名ブランド?】ザ・ブラウンバッファローのバックパック(ナップサック)をレビュー!

 

「意外とない」があった

バックパックに関しては若干独特な嗜好を持っていると自覚している。

苦手なのは

  • 四角いやつ
  • デカいヤツ
  • 男っぽいヤツ
  • ストラップがアウトドア仕様でゴテゴテしているヤツ

等々。要は若干レディーライクだけれども高品質で持ち手は華奢な作りのものが自分のスタイルに合うと昔から思っているわけだ。

では、リュック(バックパック)ではなくて他の物を持てば?

・・・そう思って手に入れたのが・・・

ymfresearch.info

こちらのワンショルダーバッグ。すこぶる調子が良い。

でも、しっくりくるリュック(バックパック)もやはり持っておきたい。使えるシーンを選ばない万能なヤツが。

・・・しかし、これが意外とない。

随分探しても、なかなか見つからない。

 

そして、やっと見つかったのがこれ。

現時点で自分にとって理想的なバックパックである。

 

アメリカ発プレミアムバッグブランド「THE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)」

 

出典:WDX

 

このバッグブランドは「THE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)」。アメリカ・カリフォルニア発のプレミアムバッグブランドである。

2005年にダグラス・デヴィッドソンによって立ち上げられたザ・ブラウンバッファローは展開店舗がアメリカ国内でも極めて少ないため「プレミアムバッグブランド」と銘打たれることが多いようだ。

デザイナーのダグラス・デヴィッドソンたる人物は当ブランドを立ち上げる前はナイキ、アディダス、ザ・ノースフェイス、バートン、ニューエラ等々錚々たるブランドでデザイン業を経験してきたらしい。

 

出典:GO OUT

 

極めて礼を欠く表現であることは承知の上で敢えて述べるが、このダグラス・デヴィッドソン氏の多少インチキ臭い見た目と、インタビュー記事を読んだ時の「こんなブランドでも、こんなブランドでもやってきたんだ」的な答え方(印象)から、若干(というか随分)胡散(うさん)臭さを感じてしまった。デザインに携わったといっても、いったいどの位主たる役割を担っていたのかなどと・・・。

あと、「THE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)」というブランド名はなんだか少しだけダサい気もした。一見、なんとなくネーミングのセンスがないような気が。インパクトはあるけれど。

なので、実はTHE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)の存在を知ってから数年間は放置していた。興味が持てなかったのだ。

 

出典:GO OUT

 

しかし最近先述したようなリュック(バックパック)を探していて、偶々楽天で物色したらTHE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)にヒット。購入してみたというわけである。

次項で述べるが、実物を手にしたら前項の印象は180度一変する。このブランドと、マイケル・ムーアのような容姿をしたこの胡散(うさん)臭いアメリカ人のおじさんはとてもとても凄かったのだ!

 

飽くなきクラフトマンシップ

出典:GO OUT

 

まず、左程知名度がないのはブランド立ち上げから販売ルートを限定していたから。それはマイケル・ムーア・・・もといダグラス・デヴィッドソン氏の小規模生産に対する飽くなき拘りが故。徹底した素材選びとハンドメイドに拘るクラフトマンシップは合理性を何よりも重視するアメリカ的な感覚というよりも欧州や日本のモノ作りの考え方に近しいようにも思える(その中にもアメリカ的な機能美も垣間見れるが)。この辺りに同氏が数多のブランドに携わってきた経歴が透けて見えるのだ。

近年のTHE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)はラインを2つに分けている。従来のメイドインUSAライン(プレミアムライン)とコストパフォーマンスの高いアジア生産ラインなのだが、アジア生産ラインもモノ好きが手にしたとしても十分に満足できるクオリティを備えていることは言うまでもない事実だ。

 

HOBO BACKPACK(ホーボーバックパック)レビュー

というわけでこちらが今回購入したTHE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)のHOBO BACKPACK(ホーボーバックパック)

ネーミングのHOBOは19世紀アメリカの不定労働者を意味するのだが、要するに「ざっと使える、気兼ねなく日常使いできる」といったような意味に解釈すると良いだろう。

形状は冒頭で述べたようにナップサックタイプになっている。

 

素材・生地

細かくディテールを解説していこう。

 

ボディ部の素材はナイロン。このナイロンが凄い。厚みがあり極めてハイカウントなナイロン地は綺麗なドレープの出現を誘導する。このバッグのカラー表記はネイビーなのだが、それよりも明るめのスレートのようなブルー。極めてハイクオリティなナイロンのお陰で鈍く深い光沢を放っている。そんじょそこらのナイロンデイパックとは一味も二味も違う。凄い。はっきり言って見惚れてしまう。

 

 

ナップサックなのでアクセス部は巾着型なのだが、ここの質感が素晴らしい。

かなり太目のドローストリングと持ち手になっていて意表を突かれてしまった。この部分が太目の作りになると、こんなにも高級感が醸されてしまうのか・・・。これは私のモノ好き人生の中でも新たな発見だった。正直に言って明らかなデザインの妙である!

繰り返すが、ナイロンの厚みと質が良いので絞った時の印象が素晴らしく良いのだ。

 

容量・使い勝手

これも冒頭で述べたが、通常使いするリュック(バックパック)に、個人的にはそこまでの大容量を求めてはいない。旅行や特殊なアクティビティに用いるものはまた別に所有する質(たち)だからだ。

しかしこのナップサックは、ファッション用途で普段使いに用いる際にも、旅行等で容量の多さが必要な場合に於いても丁度共用することが出来る絶妙な塩梅に設定されている。

難点としては、やはり余り物を詰め込むとシルエットが変わってしまう点ではあるが、一般的に指されるナップサックよりもかなり頑強な作りで生地も厚みがあるので幾らかというか随分違ってくる。

 

勿論ストラップはデイパック等のバックパックと違い当然細くはなるし2本になっているのでややもたつきはあるものの、通常のナップサックで連想される丸形のストラップとは違い太目の平形なので意外とフィット感もある。

まさしく、ナップサックの気軽さとデイパック等の実用性を兼ね備えたディテールになっているのだ。ナイロン自体の軽さも手伝って極めて使い勝手は良好である。

 

その他

前面のファスナーポケットも好アクセスで容量も多い。

 

タグはレザー製で高クオリティだし

 

このメタルの質も非常に高い。このようにどこをどの角度から見ても驚くほどに不満がないつくりだ。

こうやってタグを見ていると、当初多少ダサいかもと思っていた「THE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)のブランド名も段々格好良いものに思えてくるから不思議である(意外と単純な性格なだけかもしれないが)。

 

着用イメージ

実際に背負ってみるとこのような感じになる。

個人的にスクエア型(四角)のリュック(バックパック)が苦手なのは冒頭で述べたが、その解消法は口が巾着型になっているナップサック型だということはずっと確信していた。しかし、一般的に存在しているナップサックはどうしてもスポーティー過ぎるし子供っぽく映ってしまいがちだ。使い勝手の面でもちょこっと使い位が想定されるから頑強な作り等とは程遠い場合が多い、

このTHE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)のHOBO BACKPACKはその点質感が非常に高く使い勝手という点に於いてもある程度以上が担保されている。

 

サングラス:MOSCOT(モスコット)レムトッシュ

シャツ:エディフィス

パンツ:MANUAL ALPHABET

シューズ:ニューバランスM990V6

腕時計:Google pixel watch

バングル:ファーストアメリカントレーダーズ

背負ってみても全く嵩張る印象がなく、ストラップも細いから前面のコーディネートへの干渉も少なくて済む。まさしく探していたものだと言って良い。

 

まとめ

先述のように、このTHE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)には大きく分けて2つのラインが存在している。ハンドメイドのメイドインUSAラインとアジア製造ラインである。

今回購入したHOBO BACKPACK(ホーボーバックパック)は後者に該当するが、それでもそのクオリティの高さに脱帽してしまった。しかも10,000円台で手に入るというコストパフォーマンスの高さも驚愕としか言いようがない。

この調子ならばハンドメイドのプレミアムラインの方は一体どんな質なのだろうかと気になって仕方なくなってしまった。

 

色々ポジティブポイントを上げてきたが、その中でも敢えて一点挙げろと言われれば、やはり素材の良さであろう。

 

出典:GO OUT

 

デザイナーのマイケル・ムーア・・・ではなくダグラス・デヴィッドソンが最も拘っている点とのことだがまさしく納得のクオリティだ。

THE BROWN BAFFALO(ザ・ブラウンバッファロー)はまだまだ知名度は高いとは言えず、販路も拡大傾向にはあるものの日常的に見かける機会は少ない(一部楽天では探せるが)。

しかし私はここに断言したい。間違いのないモノ作りをしているブランドであるということを。

 

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