出典:Uniqlo U (ユニクロ ユー) 2021年春夏コレクション|MEN(メンズ) | ユニクロ
いよいよUNIQLO U(ユニクロユー)2021秋冬コレクションが発売されます(9/17発売開始)。既にインフルエンサーやユーチューバー、ブロガーさん達の間でプレビューは散々行われてはいますが、例に洩れず当ブログでもご紹介したいと思います。是非最後までお付き合いください。
目次
[おさらい]UNIQLO U(ユニクロユー)とは
出典:クリストフ・ルメールが語る──ユニクロ ユー最新コレクション | GQ Japan
おさらいになりますが、UNIQLO U(ユニクロユー)とは、世界的デザイナークリストフ・ルメールがディレクションするユニクロの特別コレクションです。「ユニクロ&JWアンダーソン」や「+J」等と並び、通常ラインとは一線を画したデザイナー感や(ユニクロという枠組みの中では)高品質なアイテムを堪能することができる人気のラインの一つ。価格的には通常ラインの1.5倍ほどはしますがそれでも十分お手頃な価格設定になっています。
当ブログでも幾度となく採りあげています。良かったら過去記事もご覧ください。
ルメールはエルメスのデザイナーを務めた経験もある世界的なデザイナー。経営難だったラコステのディレクターに就任した際には見事な手腕で再興を果たした実績もあります。自身の名を冠したブランド「ルメール」も勿論押しも押されぬハイブランド。ユニクロとタッグを組む「UNIQLO U」でもルメールのデザイナーチームの特徴は随所に確認することができます。
ユニクロ史上最高クラスの傑作&売れ筋である「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」等も送り出し、ユニクロが誇るコラボラインの中でも代表的な存在だと言えるでしょう。
UNIQLO U(ユニクロユー)2021秋冬プレビュー
今回のメンズラインナップは全31型。
テーマは以下・・・
今シーズンのUniqlo Uコレクションが目指したのは、現在と未来を意識した服づくり。柔らかな素材と重ねて着られるデザインで、家でくつろぐ時も、自転車で通勤する時も、公園を散歩する時も、シーンを選ばずに活躍します。特に素材へのこだわりが際立つのは、厚みのある上質なニットや、裏起毛のスウェット、そして後染め加工のデニム。シャープな縫製と本格的なディテールが、時代を超えるクラシカルなスタイルを演出します。一方で、ゆったりしたシルエットとおしみなく生地を使用したパターンは、モダンな印象を添えます。エレガントな中間色と、自然から着想を得た色彩、そして明るい差し色を加えたカラーリングは、組み合わせ次第で多彩な表情に。
引用:Uniqlo Uについて|Uniqlo U (ユニクロ ユー) 2021年秋冬コレクション|ユニクロ
全体的に、コロナ禍の社会に向けた、家で過ごしそのまま出かけることを想定したような、また、在宅ワークにも向けているような、ややリラックス且つコンテンポラリーな雰囲気を醸すコレクションになっているのではないかと思います。カラー展開は元々ルメールが得意な中間色を印象的に使用しているといった感じでしょうか。
それではセクションごとに私が気になったものをご紹介していきたいと思います。
①アウター
①-1 パテッドシャツジャケット 5,990円
出典:パテッドシャツジャケット (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
まずは昨今トレンド真っ只中のシャツアウター。今回のユニクロユーでは「パテッドシャツジャケット」がリリースされます。月並みなプレビューではあるのですが、これは堅いでしょう。間違いなく良いかと思います。
出典:パテッドシャツジャケット (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
裏地はパテッドになっており高い保温性も期待できます。ヴィンテージ調の雰囲気もうまくトレンドに乗っており、実物を見なくても大体その出来映えの良さに確信が持てる一着と言えるのではないかと思います。
ただし、敢えて言えば、やや新鮮味に欠けるという見方も。「もうシャツアウターはお腹一杯」という方も巷には増えてきているような気もします。もしもまだ手を出していないという方にはおすすめのアイテム。
①-2 フランネルワークジャケット(セットアップ可能)7,990円
出典:フランネルワークジャケット セットアップ可能 (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
ジャケットはウールブレンドのものと、このフランネルワークジャケットがラインナップ。生地感の差からこちらをピックアップしました。ポリエステル・レーヨン・ポリウレタン混合の素材は、軽くて着やすい様が想像できます。浅目のラペルやパッチポケットでワークな雰囲気を出しながらも、ツヤがありキレイ目な雰囲気とのバランスが好印象そうな一着。商品説明にもあるように、在宅ワークにも適していることでしょう。
②セーター・カーディガン
②-1メリノブレンドモックネックセーター 3,990円
出典:メリノブレンド モックネックセーター(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
セーターに関しては、インラインでエクストラファインメリノウールセーターという傑作があるものの、モックネックのラインナップがない為貴重な存在になりそうなのがこちらです。アクリルなどとのブレンド生地にはなりますが、シルエットもリラックスフィットになりインナー使いに重宝しそうですね。
②-2 メリノブレンドフルジップセーター 4,990円
出典:メリノブレンド フルジップセーター(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
昨年+Jコレクションでも好評を博したフルジップセーター。ドライバーズニットとも呼ばれます。品質もある程度担保されているのは勿論ですが、このアイテムの注目すべき点はその価格でしょう。4,990円はやりすぎ。安すぎますね。実物を見て悪くなければ即買い候補です。
③シャツ
③-1 オーバーサイズスタンドカラーシャツ 3,990円
出典:オーバーサイズスタンドカラーシャツ(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
今回シャツに関しては4型がリリースされます。ユニクロユーメンズのトップページのイメージには
出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/spl/collaboration/uniqlo-u/men/
このヘビーフランネルオーバーサイズシャツが掲載されており、イチオシなのかなと思いますが、このオンブレチェックはなかなか着こなしが難しいと思います。上級者向けで私自身もなかなか手が伸びません。
他にもデニムシャツに関してですが、デニムの雰囲気はやはりそれなりの価格帯のものと比較すると差を感じてしまいますし、ブロードに関してはインラインのものとの差が明確にわかりにくい。というわけで上記のスタンドカラーワークシャツを推します。
出典:オーバーサイズスタンドカラーシャツ(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
このカーキ色に関しては、実物を見ないと分かりませんが、ボタンの色がボディと異なっており、やや浮いた印象を受けます。上記のブラウンとネイビーはボディと同色のボタンを使用しており、そちらの方が雰囲気が良いかもと思っています。デザインはもはや定番化しているスタンドカラーと両胸の大きめのポケットでワークなムードは満点。良い具合にぬけ感も出ており、実物を見ると気に入る可能性が高いかなと感じています。
④Tシャツ・スウェット
出典:クルーネックT(長袖) (男女兼用) | ユニクロ (uniqlo.com)
Tシャツ・スウェットに関してはほぼほぼ昨年までにリリースされたものの再販のようです。しかし逆に言えばすでに定番化しており、ある意味到達しきっているとも言えそう。特にこの「クルーネックTシャツ」は名品ともいえる出来の良さで、私も複数枚所有しています。細部にアップデートが施されている可能性はありますが全体的なコンセプトに変わりはないでしょう。そのうちご紹介したいと思いますが、絶対に購入して損はない一着です。
⑤パンツ
⑤-1 ワイドフィットワークパンツ 4,990円
出典:ワイドフィットワークパンツ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
今回のコレクションで、最も個人的に気になっているのがこちらのワイドフィットワークパンツです。商品説明にではフレンチワークのモールスキン素材を使用と述べられています。ヴィンテージ市場でも入手困難な程人気なモールスキン。まさか本格的なワークブランドのモールスキンのような光沢や剛健さがあるとは思っていませんが、もしも近しい雰囲気を醸しているアイテムだとしたらそれは必見です。
パンツは実物を見て、更に穿いてみないとなかなかわからない難しさがありますが、少し胸が躍っています。
出典:ワイドフィットワークパンツ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
細かいディテールにもこだわりが見えます。もしかしたらマストバイアイテムかも知れませんね。
⑤-2 フランネルイージーフィットワイドパンツ 4,990円
出典:フランネルイージーワイドフィットパンツ セットアップ可能 (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
①-2のジャケットとセットアップ可能のパンツです。在宅ワークから自宅時間、そしてそのまま外出まで。そう考えたときにイージーセットアップはとても便利。秋冬らしいブラウンカラーも素敵ですね。
UNIQLO U(ユニクロユー)2021秋冬コレクションマストバイ予想
それではさらっとプレビューしてきましたが、マストバイ予想をしてみたいと思います。
出典:ワイドフィットワークパンツ (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
ワイドフィットワークパンツ。これがやはりプレビュー時点では気になります。モールスキンの質感がどれほどのものなのか。検討の価値があるかと思います。あくまでプレビュー時点ですがマストバイに挙げたいと思います。
出典:メリノブレンド フルジップセーター(長袖) (MEN) | ユニクロ (uniqlo.com)
そしてもう一点はメリノブレンドフルジップセーター。価格の優秀さも鑑みてマストバイに挙げます。秋は軽アウターとして。冬はコートのインナーとして、大人っぽい着こなしに一役買ってくれそうな気がします。
以上2点となります。
まとめ・最近の逆境をUNIQLOは挽回できるのか
出典:Uniqlo U (ユニクロユー) 2021年秋冬コレクション|UNIQLO
最近UNIQLOには珍しく逆風が吹いています。
ラインナップ的にも「一時の勢いがなくなった」という意見がまことしやかに囁かれ、更に追い打ちをかけるように新疆綿使用に関する問題が勃発。新疆綿の使用に関しては柳井社長がはぐらかす様なアナウンスをしており必要以上に厳しい世論にさらされているようです。
先日も松本人志氏がテレビ番組内で「(新宿の)UNIQLOに行きたい」と発言しただけで「何事だ」とネット上で叩かれる始末。少し行き過ぎてはいます。
私は、個人的には新疆ウィグル自治区の国際人権問題に関して記事にもしたほどですし関心は持っていますが、過剰に反応しているわけではありません。外交上の駆け引きもその中には多分に含まれているし、何事も俯瞰してみることが大切だと思っているからです。近江商人の三方良しを謳うファーストリテイリングのことを信用している気持ちもあります。
だからUNIQLOを叩く気はないし、ワードローブから除外する気もさらさらありません。ただ、明確な態度を示してほしい気持ちは少しありますが。
ともあれ、自身に吹き荒れている世論を、弱めることができるかどうかという点において、このタイミングでリリースされるUNIQLO U(ユニクロユー)2021秋冬コレクションは結構大きな意味を持っているのかもしれません。そのクオリティや販売実績で、吹き荒れる逆風を一蹴できるのか。そういう意味でも注目ではあります。
UNIQLO U(ユニクロユー)2021秋冬コレクションは9月17日に発売開始です!
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