目次
ご質問をいただきました
画質が悪いですね・・・
この画像、にほんブログ村のアイコンに使用している画像になります。
実は、当ブログをご覧になっていただいている方からご質問をいただきました。
「このスウェットシャツは珍しいと思いますが何のものですか?」
というもの。
そこで、今回はそのご質問にお答えしたいと思います。
トッドスナイダー×チャンピオン
このスウェットはズバリ、トッドスナイダー×チャンピオンのもの。
送料無料 TODD SNYDER x Champion メンズ スウェット トレーナー/ BRONX GRAPHIC / トッドスナイダー チャンピオン 価格:16,000円 |
レトロな佇まいを現代的に解釈して作っているアイテム。雰囲気はレトロでも、生地はフレンチテリー素材を使用していて非常に着心地が良いです。
袖の刺しゅうはよく見る目玉のマークではなく、かなり旧いランニングマンロゴだったりと、そのディテールは拘りが詰まりまくっています。
実はもう手放してしまって手元にはないのですが、相当お気に入りのアイテムでした。
チャンピオンのレトロなアメカジの雰囲気とトッドスナイダーのモダニズムなアメトラの雰囲気が高い次元で融合したようなアイテムだったと思います。
アメカジ好きもアメトラ好きも結構堪らないのではないでしょうか。
普通にチャンピオンのスウェットシャツを着るのも悪くはないですが、トッドスナイダーのエッセンスが加わったプレミアム感を醸すアイテムを身に着けると、周囲との差別化が図れるような気分になっていたと思います。
さて、せっかくなので今回は少し「トッドスナイダー」のリサーチをしたいと思います。
トッド・スナイダーの経歴
トッド・スナイダーはNY発のアメトラブランドです。勿論創始者はトッド・スナイダー氏。
トッド・スナイダーがどんなブランドなのかを知るためには、彼の経歴を紐解いていかなくてはなりません。
トッド・スナイダー。2011年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた彼は、非常に華やかな経歴の持ち主。
①GAP
「アメリカのUNIQLO」ギャップ。そのギャップのヤング層向けのライン「オールドネイビー」でトッド・スナイダーはデザイナーとしての黎明期を過ごします。非常に購入しやすい価格のブランドでの経験は、彼のデザイナーとしての振り幅を大いに拡げているとインタビューで語っていました。
②ラルフローレン
アメリカを代表するトラッド・カジュアルの総合ブランド「ラルフローレン」でも経験を積みます。
かつてラルフ・ローレン氏はブルックスブラザーズでネクタイを売ることからキャリアをスタートしましたが、ブルックスブラザーズで働いていたラルフローレンの創業したブランドで、時を経て今度はトッド・スナイダーが経験を積む。そうやって正統なアメトラの系譜は繋がれてきたと言ってもある意味過言ではないかもしれません。
ブルックスブラザーズについてはリサーチというほどでもありませんが過去記事で少し触れていますので良ければ読んでください。
③ジェイクルー
1983年にニューヨークで創業したジェイクルー。アメリカのオバマ元大統領一家の御用達ブランドとしても有名。元は小売業から始まったアメリカを代表する総合アパレルカンパニーです。
トッド・スナイダーはこのジェイクルーのメンズデザイン部門のヘッドデザイナーを務めました。
当時のジェイクルーは日本から事業撤退する等苦しい台所事情でしたが、トッド・スナイダーのプロデュースしたジェイクルーのコンセプトショップ「リカー・ストア」が大当たり。
「リカー・ストア」つまり「酒屋」ですね。画像をご覧になると分かりますが、バーカウンターに商品が陳列してあります。バーを改装して作ったショップ。とても画期的で何ともアメリカならではの雰囲気が漂いますね。やや雑多な感じの店内にレッドウィングやタイメックス等のアメリカンな商品が陳列してある・・・堪りませんねえ。もしもニューヨークに行ったら立ち寄ってみたいです(今もあるのかわからないですが・・・)。ふらっと立ち寄ったニューヨーカーが、さらっとワークシャツなんかを買って出ていく・・・なんともアメリカンな光景。見てみたい・・・。
こういったアイディアで、トッド・スナイダーはジェイクルーの窮地を救ったのでした。(今現在また多額の負債で再度窮地に・・・)
このように、アメリカンアパレルの王道といってもいい会社を渡り歩いたトッドスナイダーは前述のように2011年自分のブランドを立ち上げるのです。
アメトラの申し子と言われる所以は、この経歴からもわかるのではないでしょうか。
トッド・スナイダーの魅力
トッド・スナイダーはラルフローレンで培った経験からもわかるように、本来一番得意なのは欧州調の元祖トラッドがミックスされたアメリカンクラシックのテーラードです。
正にブルックスブラザーズ⇒ラルフローレンの系譜。そのテーラードの技術やセンスの高さは世界中で最高級の評価を得ています。
しかし、私が思うこの方の最も好きな考え方は
「越えられないものがある」と認められていること。
そして、
「越えられないならば、それらと一緒に(仕事を)やればいい」
という趣旨のことを言っていることです。
それがスウェットシャツのパイオニア・チャンピオンであり、アメリカの大衆向け時計のパイオニア・タイメックスであり、アメリカを代表する紳士靴ブランドの一つ・コールハーンであったりというわけです。
前述のように、チャンピオンに別注をかけ、スウェットシャツを中心にとても多種類のアイテムをリリースしています。
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どれも、ヴィンテージを愛し、古き良きアメリカをリスペクトするトッド・スナイダー氏の思いが伝わってくる良品ではないかと思います。スウェットシャツにおいて、チャンピオンの「リバースウィーブ(チャンピオン独自の技術で、生地を横方向に編むことで縮みを防止する技術)」を超えるものはないと考えているのです。
価格:12,980円 |
タイメックスとのコラボレーションも、ジェイクルー時代から彼が注力している仕事。アメリカの香りがふんだんに漂う、誰もが似合う格好いい腕時計です。コストパフォーマンスも最高!正に安くていいモノの代表格。
価格:34,800円 |
アメリカンコンフォートシューズの代名詞的存在で、アメリカの紳士たちに愛されて止まないブランド「コールハーン」。その存在に敬意を払っていることも非常に強く伝わってくる別注アイテムです。
まとめ
今回は、私のアイコンで着用しているアイテムへのご質問をもとに、「トッド・スナイダー」について述べてきました。
現在トッドスナイダーは日本に店舗がなくオンラインストア以外ではなかなか買いにくい状況です、そこが少し残念。たまにシップスがセレクトしたり、ロンハーマンに置いてあったりします。
私のイチオシはやはりチャンピオンの別注スウェットシャツです。トッド・スナイダーの「アメリカ愛」が強く伝わってくるライン。
私たちはなんだかんだ言ってもやはりアメカジやアメトラが好きだったりするのですよね。日本人(特に男性)は文化的に非常にアメリカの影響を強く受けています(これは戦後の日本をアメリカが形作ったからということも多分にあるわけですし、過去記事でご紹介した「ヴァン」の功績が大きかったりするわけですが)。
アメリカの服飾文化は恐ろしい程のスピードで進化して、何倍も歴史のある欧州各国に追いつきました。その中でブルックスブラザーズやラルフローレンなどの企業、オールデンやレッドウィング、コンバース等のシューズメーカー、ティファニーやアレキサンダー・ワン等のハイブランド等(数えればきりがありませんが・・・)世界でトップクラスのレベルのものが存在するようになっています。ナイキなんてスポールアパレルではぶっちぎりの世界一ですし。
アメリカってやっぱり凄いのです。
そして、トッド・スナイダーのような天才もいます。
トッド・スナイダーは前述したように古き良きものへのリスペクトを忘れない素晴らしい人。
チャンピオンやタイメックス等の別注品では比較的気軽なプライスでトッドスナイダーやアメリカンクラシックの世界に触れることができると思います。
私たちの「アメトラ、アメカジ好き」をくすぐってやまないブランド「トッド・スナイダー」のご紹介でした!
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