今回は愛用品である 【Para boot CORAUX(パラブーツ コロー)】のご紹介です!
パラブーツの隠れた名作
今年の1月にパラブーツのアヴィニョンを購入しました。
パラブーツには
シャンボード
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ミカエル
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ランス
価格:71,500円 |
そしてアヴィニョン
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等と言った知名度の高いモデルがありますが、
その他にも隠れた名作があるのです。
それが
このデッキシューズ「バース」です。
価格:29,700円 |
上記のシャンボードやミカエルらと根本的に作りの違う「バース」。
このバースをベースに作られたのが
私も愛用する「CORAUX(コロー)」なのです。
バースも隠れ名作として紹介されることが多いのですが、このコローこそ真のパラブーツ・隠れ名作なのです!
あ、でも、バースもかなりかっこいいのですけれど。バースも欲しいです・・・
パラブーツについてのおさらい
パラブーツの成り立ちについては過去記事でも触れましたが、軽くおさらい。
パラブーツの創業者は靴の裁断師だったレミー・アレクシス・リシャール。
出典:パラブーツ、シャンボードのサイズ感と調整。きつい時の伸ばし方 | 「すごい仕組み化」よっしのブログ
レミーは渡米した際に、アメリカでゴム素材のブーツに出会います。
欧州では見られない、アメリカ人ならではの合理的な考え方に感銘を受けたとか。
そして、アウトソールにゴム素材を使用することを想起し、ゴムの原料であるラテックスをブラジルのパラ港から輸入し、自社でラバーソールの生産に着手し始めます。
「パラブーツ」は言わずもがなその「パラ港」が由来になっています。
フランスでは「パラブーツを履いたら一人前」と、紳士の教えとして親から諭される程、国民に広く認識されている一流のシューメーカーなのです!
パラブーツの殆どのシューズは、150余りの工程を全てアルプス山脈の麓にある自社工場で一貫して製作され(アウトソールまでを自社で製作するメーカーは世界中でも非常に稀です)、その品質の高さは長きに渡り世界中から愛され続けているのです。
(因みに今回ご紹介するコローやバースはメイドインスペインのものが多いようです。しかし品質は「パラブーツ品質」には違いありません)
パラブーツ・コロー詳細レポート
仏米文化のミクスチャーアイテム
「CORAUX(コロー)」は、見ての通りローファータイプのシューズ。
ローファーと言えば、発祥は英国ですが、広く流通することになったきっかけになったのはアメリカ。
発祥が英国だという事は知らない方が多く、ローファーと言えばアメトラの象徴と言えるでしょう。
つまり、「パラブーツ」というフランスの有名なシューメーカーの中でも、アメトラの匂いがプンプンするアイテムが「コロー」というわけです(ランスもですが)。
アメリカ製のシューズとは雰囲気の違う、欧州製ならではの上品さが漂います。
フランスもアメリカも、靴好きとしては大好きな要素。それが見事にミックスされたディティールは堪らないものなのです。
FOULレザーとビーフロール、長めのタン
このシボ革は「FOULレザー」というシボ皮が使用されています。
非常にソフト且つマットな風合い。スムースレザーとはまた一味違う雰囲気を醸します。
色味は奥行きがあり、雰囲気は味わい深く、汎用性も高い。何よりもその肌触りの良さと履き心地の良さは特筆ものです。
また、スムースレザーの場合ありがちな、摩擦や接触等による擦りキズが気にならないのも嬉しいポイントです。
雰囲気は、カジュアル合わせにはスムースレザーよりも向いているのではないかと思います。
サドル部横のビーフロールもいい雰囲気で、程よいカジュアル感を演出してくれます。
タンが長めなのもポイント。前のめりになってしまうのを防いでくれ、履き心地の高さの一助になっています。
ホワイトステッチとブレイク製法
全体のステッチにはホワイトがあしらわれています。
アメリカのものによくある、いい意味での大雑把さは見られません(アメリカのものはわざと大雑把に仕上げているものもあり、それはそれで格好良いんですよ)。パラブーツの真摯なモノ作りはこういうところを見るとよくわかります。
ホワイトステッチはいかにもアメリカンな雰囲気と言えそうですが、フランスの質実な縫製技術がみてとれる。ここにもハイブリッド感が現れています。
モカシンはアメリカのインディアン由来のもの。モカ部はステッチでアッパーを縫い付けており、アッパーからソールまで貫通するブレイク製法になっています。
これによって、極上のフィット感が実現しているのです!
アンラインド仕立て
アンラインド仕立てとは裏地なしの一枚仕立ての意です。折り返し部分以外は表裏が一体になっており、ダイレクトにレザーの感触が足に伝わります。
こういった、実際に履いている本人にしかわからないディティールへの拘りが、パラブーツのプライドの高さを窺わせます。
実際に上質な革のものを履いているという感触をいつも感じることができるので、自身の満足感の向上にもつながるのです。
そのフィット感ゆえ、靴擦れを起こしたことは一度もありません。
マリンソール
前述したように、この「コロー」はデッキシューズである「バース」を元に作られたもの。
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「デッキシューズ」は海兵などが滑りやすい甲板でも転んだり、海に落ちてしまわないために高いグリップ力のソールを備えたシューズのこと。
そのソールはマリンソールと言われます。
「コロー」とは「珊瑚(さんご)」の意味。正に海を連想させるネーミングだというわけです。
コローのソールにはデッキシューズであるバース同様の、高いグリップ力を誇るマリンソール「マルシェ」を採用しています。空気を含むハニカム構造になっていて、グリップ力のみならず高いクッション性も誇っています。
程よいカジュアルシルエット
スマートフォーマルに合わせるようなシュッとしたフォルムではなく、程よく丸っこくなっているトウは、一抹のかわいらしさを覚えます。
大きめのビーフロールやクラシックなサドルなど、見るからにカジュアル仕様なことが見て取れるのではないでしょうか。しかしやりすぎではなく程よい。
シボ革は鈍い光沢を放ち、一かけらの安っぽさもないし「いかにも感」もありません。
まだ全然なのですが、長年履き続けた際に出てくる経年変化感も楽しみです。きっと味わい深さは増してくることでしょう。
パラブーツ コロー着用イメージ
ワイドパンツとの相性は抜群!
程よいこなれ感が漂います。
夏にTシャツ一枚になった時に陥りがちな子供っぽさも、足元にレザーのローファーを合わせることで解消されます。
ノースフェイス×プレイコムデギャルソンのTシャツにGU×ミハラヤスヒロのワイドスラックスを合わせました。
腕にはハミルトンのベンチュラです。
素足で履くと、よりその質の良さが際立つアイテムです。
ただし私は素足で履くのは苦手なのでソックスカバーを履きますが。
こちらはセントジェームスのウェッソンにディッキーズ×アダムエロぺの874ワイドスラックスを合わせています。
セントジェームスもフランスの老舗ブランドなので相性は抜群ですね。コローもウェッソンも海を連想させるアイテムです。
こちらはエンジニアドガーメンツのデイトンシャツにユニクロのショートパンツを合わせています。
実はあまりショートパンツを穿かない私なのですが・・・
ショートパンツのような、子供っぽくなりがちなアイテムを使う時は、トップスをロングスリーブにしたり、足元にこのようにローファーを持ってきたりしてバランスをとるのが大切です。
このエンジニアドガーメンツのデイトンシャツはヘンプ混で軽やかな雰囲気なのでなかなかしっくりきますね。
コローを活かすにはショートパンツは最適なようです。
今年は挑戦してみようかな、ショートパンツ・・・。
何通りかコーディネートを載せてみましたが、私はこのコローを履くときに本当に何とでも相性が良いため、ほぼ何も考えずに履きます(笑)
シューズ自体のバランスが良いので、汎用性が高いのではないかと思っています。
何といっても履き心地がですね・・・最高なんです。
少し踏み込んだ感じの画像を載せてみましたが、アッパーがぐにゃっと曲がっている様が分かるかと思います。柔らかくて足馴染みが素晴らしいのですよ。
パラブーツ コローはこんな方におすすめ
既にシャンボードやミカエル、アヴィニョンなどのパラブーツを所有している
パラブーツといえばシャンボードやミカエル、アヴィニョンやランスなどのモデルが有名。
私もアヴィニョンを所有していますし愛用しています。
これぞパラブーツ!というべき前述のモデルは、やはり所有欲を満たしてくれるパラブーツのフラッグシップモデルです。
しかし、そんな方々こそ、シュークローゼットにコローがあれば、季節ごとに使い分けができたり、気軽にその辺に出かけるときにも履けるので、シチュエーションに応じた履き分けをすることができます。
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マリーンソールを備えているコローは春夏のシーズン感を如実に感じさせてくれることができます。セカンド・パラブーツとして最適と言えるでしょう!
比較的安価にパラブーツを手に入れたい
出典:こだわり男のPARABOOT | 大丸札幌店 紳士雑貨売場ブログ こだわり男の憂鬱
シャンボードなどのフラッグシップモデルを正規店で購入しようとすると、7~8万円位は出さないといけません。
世界最高峰のシューブランドと比較するとコストパフォーマンスに優れるパラブーツですが、それでも7~8万円という額は気軽に出せるものでもありません。
その点コローは3万円位で購入可能。
価格:29,700円 |
比較的安価な価格設定になっています。
このくらいの価格帯でパラブーツが手に入るというのはある意味なかなかお得ではあります。
色々なバリエーションから選びたい
コローは様々なバリエーションが存在しています。
こちらはメッシュバージョン。アウトソールのホワイトカラーと相まって一層シーズン感が強く出ています。
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ホワイト仕様も。私もいつかチャレンジしたい個性的な1足です。
爽やかで夏らしさ全開ですね。
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こちらはレイドソール仕様。昨今トレンドの「ゴツソールローファー」ですね。格好良い・・・欲しいです・・・。
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しかしやはり一番オーソドックスなスムースレザー仕様が使いやすいでしょうね。
私も最後の最後までシボとスムースで迷いましたが、よりカジュアルに寄せるためにシボを選択しました。スムースも格好いいですよ。
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春夏に足元がスニーカー中心になってしまいがち
スニーカーは素晴らしい!
そして、まだまだスニーカーブームも終わりそうにない・・・。
私もスニーカーが大好き!合理的だし、コーディネートもしやすい。
しかし、大人のオトコならば、やはり足元にレザーシューズを合わせる幅を持っておくべきです。
しかし、苦手である・・・
そんな方にもこのパラブーツのコローはピッタリです。
ストレートチップやプレーントウは敷居が高くても、ローファーならばすんなりコーディネートに馴染むでしょう。何せ、ローファーは「怠け者」の意味。合理的なアメリカ人が気軽に紳士の装いを愉しむために流通させたものなのですから。
パラブーツ コローのまとめ
パラブーツは誰もが認める一流のシューメーカーです。
もともと登山靴や軍用シューズを製造していたため、マリンソールを備えた同モデルは「亜流」ではあると言えるでしょう。
あくまでも主流はシャンボードやミカエル、アヴィニョンなど。
しかし、さすがのバックボーンを持つ同メーカー。
亜流とはいえ、その作りに抜かりはありません。
マリンソールやモカシン縫いにて確認できる確かなディティール、アメリカンなデザインであるサドルやビーフロール等をさり気なく取り入れるセンス。
この「CORAUX(コロー)」は間違いなく「格好いいパラブーツ」だという事に間違いはありません。
前述のように、パラブーツオーナーもそうではない大人のオトコも、手に入れて損はない逸品です。
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