K-WAY(ケーウェイ)を先取り予習しておこう
出典:K・WAY/ケーウェイ JACQUES PLUS レインウェア
過去記事で述べました英国の伝統ブランド「Barbour(バブアー) 」の伊藤忠マネジメント下でのライフブランド路線化。
毎年Barbour(バブアー)が欲しくなる症候群に罹患するほどBarbour(バブアー)大好きな私ですが、伊藤忠Barbour(バブアー)の動向以外にももう一つここで注目しておきたい事柄があります。
それは、2021年までBarbour(バブアー)の日本市場におけるマネジメントを行っていた八木通商がBarbour(バブアー)との契約更新交渉決裂時に、今後Barbour(バブアー)に代わり推していくことを明言していたブランド「K-WAY(ケーウェイ)」についてです。
Barbour(バブアー)の直営店舗は全てK-WAY(ケーウェイ)に代わることとなり、そもそも「どっちにしろ、自分たちとしては今後K-WAY(ケーウェイ)のマネジメントに注力していくつもりだった」と八木通商の社長が語っていたことからも、今後英・マッキントッシュを子会社に持ち、モンクレールやスリードッツ、ダニエルアンドボブなど伝統のあるブランドを多くマネジメントする同社の主力ブランドとして飛躍していく可能性を十分に秘めているのがK-WAY(ケーウェイ)なのです。
正直今回のBarbour(バブアー)問題が浮上するまでK-WAY(ケーウェイ)についてはほぼほぼ知らなかったのですが、春くらいからその名前を耳にするようになり密かにリサーチを進めていました。
まだまだ日本市場に於いてはこれから認知が拡がっていくブランドだと思いますが、今のうちに予習しておいて損はなしです。是非最後までお付き合いください。
K-WAY(ケーウェイ)とは
出典:K・WAY/ケーウェイ JACQUES PLUS レインウェア
K-WAY(ケーウェイ)は1965年にフランス・パリでクロード・レオン・デュアメル(格闘家のような名前だ!)が立ち上げた歴史深いブランドです。
「実用性、軽量性、防水性に優れながらもお洒落且つコンパクトなデザインのレインウェアを作りたい」という思いからK-WAY(ケーウェイ)は創業されました。
「Let it rain」をテーマに先述した特徴を持つウェアやグッズを展開していったK-WAY(ケーウェイ)。フランスの家庭では雨が降りそうな天候の日は子供に「ケーウェイ持った?」との声掛けが常套句だとか。
それほどK-WAY(ケーウェイ)は国民的に浸透したレインウェアブランドであり、半世紀以上という長い年月に渡り愛され続けているのです。ブランド立ち上げ初年度は驚愕の25万着の売り上げを記録し、本国フランスでは知らない人はいないブランドだと言えそうです。
K-WAY(ケーウェイ)の守備範囲はレインウェア界隈に留まらず、その優れた機能性、防水・防風性等のノウハウを生かし、ウィンタースポーツやアウトドア、そして勿論街使いにまで拡がっています。
流石はパリ発祥のブランドらしく、デザイン性の高さは言うまでもありません。カラフルな色使いもK-WAY(ケーウェイ)の特徴の一つと言えるでしょう。
日本市場でのK-WAY(ケーウェイ)
先述のように、K-WAY(ケーウェイ)の日本におけるマネジメントは八木通商が担っています。その上、八木通商がBarbour(バブアー)との契約解消後、同ブランドの直営店だった店舗はK-WAY(ケーウェイ)になるとのこと。
社長のインタビューでも明言されているように、今後八木通商がBarbour(バブアー)に代わって推していくブランドはK-WAY(ケーウェイ)とみて間違いないでしょう。
現在のところK-WAY(ケーウェイ)は日本市場ではまだまだマイナーな存在。ラインナップの幅も狭く、レインウェアやアウトドア、ウィンタースポーツといった非ファッションな分野の域からまだまだ脱却しきれていないブランドと言った印象です。
しかし、かつてのBarbour(バブアー)もそうでした。いまのBarbour(バブアー)があるのも(日本市場においては)八木通商の関りが極めて大きいことは自明の理です。
現時点でのK-WAY(ケーウェイ)はウィンドブレーカーやレインコート等が主力アイテムですが、これをもっと街使いにい適したファッションアイテムに昇華する(或いはそう見せる)マネジメントの術を八木通商は持っていて、自信があるからこそ「Barbour(バブアー)の次に!」と明言しているのではないだろうかと思うのです。
K-WAY(ケーウェイ)のおすすめアイテム
レオン
出典:K-WAY (U)LE VRAI 3.0 LEON ケーウェイ コート/ジャケット ナイロンジャケット レッド【送料無料】
K-WAY(ケーウェイ)のアイコン的ラインナップの一つである「レオン」はアノラックタイプのジャケットです。
防水性に優れたリップストップナイロンを使用しておりシームテープを施されていて高い防水・防風性能を誇ります。
K-WAY(ケーウェイ)らしいビビッドな色使いも魅力で、ブランドを代表するジャケットと言えるでしょう。
![]() |
K-WAY (U)LE VRAI 3.0 LEON ケーウェイ コート/ジャケット ナイロンジャケット レッド【送料無料】 価格:24,200円 |
クロード
出典:K・WAY/ケーウェイ JACQUES PLUS レインウェア
フルジップタイプで一番使い易そうなモデル「クロード」。恐らく売れ筋のアイテムではなかろうかと予測しています。素材等は基本的にレオンと同じですがジップの範囲が広い分装飾性が高く、前開きで使用できるため着こなし易いタイプでしょう。
こういうナイロン素材のジップアップジャケットは持っておくと意外と生活上役に立つアイテムで、ありふれたブランドの物ではなくK-WAY(ケーウェイ)なんかを持っておくと差別化も出来て良さそうですよね。勿論キャンプなどのアウトドアシーンでも実力を発揮してくれそうです。
サイズ選びは、まだまだ大きめをざっくり目に羽織るのが気分。173㎝66㎏の私が購入するならLサイズを選ぶでしょう。
![]() |
価格:10,010円 |
こちらは裏地・フードに起毛素材、袖部分に中綿を使用したアレンジバージョン。寒い季節に適しています。
![]() |
最大10%OFFクーポン【楽天スーパーSALE限定】 ケーウェイ メンズ アウトドアジャケット JACQUES RIPSTOP MARMOTTA K0063G0 K-WAY 価格:14,840円 |
トーマス
トーマスはロングタイプのジャケット。コートのように着こなすことが出来そうです。丈が長くなることで大人っぽさが増し、ハリのある生地感なので余り見ることのない雰囲気になっているように思えます。
個人的には現ラインナップでは一番好きなアイテムで、今後の何らかのアップデートが楽しみでもあります。
K-WAY(ケーウェイ)の誇るハイクオリティな生地の甲斐あって、襟の立ちが非常に綺麗。イエローのラインもアクセントになっており、シックなだけのアウターにならず良いですね。
機能性の高さから使い易さも折り紙付きです。チェストのロゴもモノクロバージョンになっていて格好良い。イチオシ。
![]() |
価格:20,350円 |
フランソワ
出典:K-WAY (U)LE VRAI 3.0 FRANCOIS ケーウェイ バッグ リュック/バックパック ブルー グリーン【送料無料】
フランソワはK-WAY(ケーウェイ)の誇る実用的なバックパック。
ジャケット同様のリップストップ生地が採用されており、コンパクトに畳むことが出来、高い運用性も兼ね備えています。
アイコニックでどこかエポックな雰囲気が漂うフランソワは街使いでも目を引くこと請け合い。ロゴを主張する流行がある中、先取りしておくと後で笑えるかもしれませんね。
K-WAY(ケーウェイ)のロゴはフレンチカジュアルの雰囲気が漂う、なかなか上品なデザインでもあるし、背景がしっかりしているので安っぽくも見えません。
![]() |
K-WAY (U)LE VRAI 3.0 FRANCOIS ケーウェイ バッグ リュック/バックパック ブルー グリーン【送料無料】 価格:15,400円 |
他ブランドとのコラボレーション
K-WAY(ケーウェイ)の確固たるバックボーンや優れた機能性、デザイン性は様々なブランドの目に留まるようで、コラボレーションアイテムも多く存在しています。
こちらはプレイ・コムデギャルソンとのコラボ。
K-WAY(ケーウェイ)のロゴの横にお馴染みフィリップ・パゴウスキーがデザインしたプレイ・コムデギャルソンのハートマークが並び、K-WAY(ケーウェイ)の象徴であるカラフルなジップはシックなブラックに変更されています。
![]() |
|
こちらはフルジップタイプのクロードバージョン。
![]() |
価格:21,900円 |
他にもフェンディや・・・
![]() |
価格:220,000円 |
コートエシエル等ともコラボしています。
コートエシエルは密かに注目しているフランスのバッグブランドです。スマートで機能的な近未来感が魅力。
K-WAY(ケーウェイ)のアイコニックなバッグにガジェット感がプラスされている印象です。
![]() |
【割引クーポン配布中】 COTE&CIEL コートエシエル K-WAY Isarau Small Eco Yarn ボディバッグ ショルダーバッグ ウエストバッグ 鞄 ブラック/イエロー 28895 価格:17,380円 |
因みにK-WAY(ケーウェイ)はレインウェアブランドですが傘のラインナップはありません。
「フランス人は傘をささない」って、聞いたことありませんか?
フランスは、全くではないにしても、傘をさす人が極めて少ないお国柄?です。嗜みの一環として傘を持ち歩く文化が染みついている英国では、フォックスアンブレラやマッキントッシュ、トラディショナルウェザーウェア等のブランドが傘をラインアップしており、バブアーも然りなのですが。
フランスでは傘をさすよりも「K-WAY(ケーウェイ)を持ち歩く」ことの方が浸透しているのですね。その為コンパクトで持ち運びしやすく、小さくまとめてもシワになりにくいことがK-WAY(ケーウェイ)の信条となっているのでしょう。勿論傘に負けないくらい雨を防ぐことが出来る事も言うまでもない特徴です。
まとめ
Barbour(バブアー)は伊藤忠と新たにタッグを組み、その路線は少なからず変わっていくことでしょう。
Barbour(バブアー)が好きなことには変わりありませんが、新たに八木通商がプッシュしていくK-WAY(ケーウェイ)が日本市場でどのようなブランドになっていくのか非常に楽しみです。
八木通商のことですから、今後ムーブメントを興していく可能性も十分あり得るのではないかと踏んでいます。
先述したように、元々発祥のフランスを中心に、欧州では相当知られたバックボーンが強いブランドなので、どう味付けしていくか、どうプロモーションしていくかといったところがポイントになっていくでしょう。日本市場を知り尽くした八木通商がコケる姿は想像し難いと思います。
出典:K・WAY/ケーウェイ JACQUES PLUS レインウェア
思えば、同じく八木通商が日本でのマネジメントを担う英・マッキントッシュも、その成り立ちはレインウェアブランドと言うことも出来ます。
マッキントッシュクロスで特許を取得し、それを使用したゴム引きコートは今もなお世界中の人々から愛されています。イギリスではレインコートの総称も「マッキントッシュ」と呼ばれたりするほど。
Barbour(バブアー)のワックスコットンジャケットも元はウェザークロスの用途だし、アウトドアウェアとしてのアイデンティティがブランドの根本にはあります。
そういった、日常生活に即した用途から出発し、マッキントッシュもバブアーもいまや一流のブランドに成長しました。
少し路線は違うかもしれませんが、ひょっとしたら今後K-WAY(ケーウェイ)も・・・。等と想像してしまったりします。
フランス・パリ生まれのレインウェアブランド「K-WAY(ケーウェイ)」の今後について期待しましょう。
にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければバナークリックをお願いいたします、励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。
是非ブックマークやコメントで皆さんのご感想などお聞かせください!