YMのメンズファッションリサーチ

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【STILL BY HAND(スティルバイハンド)】さり気なさが光る洒脱ブランドのピーチスキンコットンパンツをレビュー

 

STILL BY HAND(スティルバイハンド)について

 

「STILL BY HAND(スティルバイハンド)」

ローカルのセレクトショップでそのブランドタグを初めて見たのは、もうかれこれ10年以上前のことです。そのブランド名から、ハンドメイドがブランドプロダクトの肝になっていることは想像に難くなかったのですが、スティルバイハンドの魅力は全く以てそれだけには留まっていませんでした。

このブランドの持つさりげなさ、品の良さ、絶妙なトレンドの取り入れ方、上質さ等はどれをとっても全く抜かりがない。大々的に主張はしないけれどどこか洒脱。

 

出典:スティルバイハンド公式HP

 

センスの良さと否応なしに漂ってくるハンドメイド感、温もりがそれを為しているのだろうと、このブランドのアイテムを手に取るたびに感じます。

しかも親しみやすい価格設定(決して安いというわけではないけれど、値札を見てあっと驚くという事はありません)である点からも、お洒落上級者からもしかしたらこれからオシャレに取っ掛かりたいという方にもおすすめなブランドなのかもしれません。

クセがなくて着やすいし、素材や色使いもシンプルなのですがそれだけではなく注視すると必ず洒落ている事が分かるからです。

今回はそんなSTILL BY HAND(スティルバイハンド)のアイテムを久し振りに購入したのでレビューしていきたいと思います。

 

STILL BY HAND(スティルバイハンド)ピーチスキンコットンパンツレビュー

先日ローカルのセレクトショップを訪った私。うっすらとパンツでも見ようかというくらいの気色だったのですが、すぐに一本のパンツが意識の中に侵入してきたのです。

過言ではなく、それがスティルのパンツだと何となくわかりました。

ディテールを記憶していたとかではなく、雰囲気がスティルのもののような気がしたのです。

まず初めにタグを見ると、そこにはやはりSTILL BY HANDの文字が。やっぱり、思った通り。纏っている雰囲気がそうだったもの。

というわけで購入してきたわけです。

 

ディテール①概要

小ぶりなワンタックの入ったイージーパンツで、セミワイドのテーパードシルエットになっています。

 

ディテール②ピーチスキンコットン

何と言ってもこのパンツの肝は生地。コットン95%に5%のポリウレタンが混紡されているのですが、桃の表面のような微起毛加工が為されており、これは通称ピーチスキンと言われています。

私はショップで先ず遠目に見た際にモールスキンではないかと思いましたが、実際に触って見てみるとモールスキンよりも随分軽く光沢も控えめ。そして程よいストレッチ性があることが分かりました。一発でこれは良いなと感じたわけです。

モールスキンはヴィンテージでも人気のある秋冬の定番素材ですが若干履き心地には難があり、重さもある。そういった理由で個人的には余りこれまで選んできませんでした(非常に格好良いのですが)。しかしピーチスキンは醸す色合い(絶妙な微光沢と、光の当たり具合で変わる表情など)が好きです。

 

ディテール③各所

前面はジップアップ。ジップの質感も安っぽさがなく、ファストファッションのそれとは完全に一線を画しています。

 

ウエストはイージー仕様。

 

バックポケットはスタンダードな作りです。

 

スティルのアイテムはどこかにほんのりとした工夫が凝らしてある場合が多いのですが、今回はこの箱ポケット。極めてさり気ないのですが、ポケットに手を入れる時にこの箱ポケが非常に気持ち良い。見た目にも細部への工夫が見て取れるし、まったく、好きなディテールです。

 

着用イメージ(サイズ感・コーディネート・カラーリング)

アウター:Needles(ニードルズ)

カットソー:moc T(モクティー)

パンツ:STILL BY HAND(スティルバイハンド)

シューズ:パラブーツ・アヴィニョン

腕時計:ハミルトン ベンチュラ

173㎝67㎏の私がサイズ44を着用しています。

実は、適合サイズは46か48。今回はシルエットをすっきり目に、レングスをアンクル丈にしてみたかったため敢えてサイズダウンして購入しました。

ウェストがイージー仕様なので、ある程度サイズ感は選択の幅があると考えてよいでしょう。適合サイズを選ぶと、もう少しゆったりとしたリラックスシルエットになり、レングスはワンクッションくらいになっていました。それもまたアリだと思いましたが今回はこっちの気分だったのです。

 

屋外の光が当たると、このように途端に表情が変化します。

このパンツのカラー表記は「ブラックネイビー」。マットな表情の薄めのブラックとネイビーの中間色です。先述したピーチスキンコットン素材はこの中間色を否応なしに際立たせ、光の当たり具合によって様々な表情を見せます。

ベーシックなカラーリングのようであって、それだけではない。スティルらしさがここにも感じられるように思えています。

 

まとめ・STILL BY HAND(スティルバイハンド)の魅力

出典:スティルバイハンド公式HP

 

「異彩を放つ」為にはいくつかの手段があります。

目を引くデザインを入れる、分かりやすいトレンドを取り入れる・・・STILL BY HAND(スティルバイハンド)はそういったいずれの方法も取らずに、ある意味国内ブランドとしての存在感を発揮し続けています。

今回購入した店舗のスタッフさんがスティルのパンツを手に取っている私を見て、「スティルが好きな人はおしゃれ感度の高い方です」と言ってきました(ファッションブロガーだという素性は明かさず(笑))。

ベーシックで、一見分かりやすい特徴はないスティルの良さが分かっている自分を時々ちょっぴり誇らしく思ったりします。

 

逆説的な言い回しですが、お洒落をしたい大人の取っ掛かりとしても、このブランドの服は非常に良いのではないかと思うのです。

手が出ないくらいの価格ではないけれど、品のあるさり気ない洒脱さがある。

主張し過ぎないデザインとカラーリングは一発でオシャレになれるといったカテゴリーのものではないにしても、どこか雰囲気のある大人を演出したい場合に極めて適しているように思えます。

 

日本の職人気質な側面もこのブランドの魅力で、触ってみて、身に着けてみて、一緒に過ごしてみると、必ずどこかにメイドインジャパンの品質の良さも感じることが出来てしまう

幅広い方々に心からおすすめしたいグッドブランドです。

 

STILL BY HAND(スティルバイハンド) ワンタックテーパードパンツ

価格:17,600円
(2022/12/9 20:01時点)
感想(0件)

 

STILL BY HAND(スティルバイハンド)

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ymfresearch.info

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こちらの過去記事でもSTILL BY HAND(スティルバイハンド)については少しご紹介しています。

 

www.yusanpo.com

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同じはてなブロガーの遊佐さんもSTILL BY HAND(スティルバイハンド)のパンツを紹介されています。是非ご覧ください。

 

 

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