長時間の立ち仕事に最適なシューズ談義から
つい先日のこと。行きつけの美容室で美容師とお話をしていたのですが、時々話題になる事柄があります。
それは「立ち仕事に向いているシューズ」は何なのか?
これは美容師のようなほぼほぼ一日立ち放しで仕事をする職種の方々にとっては常に思案する懸案事項のようです。
ナイキのクッション性が高いハイテク系スニーカー?最近勢いのあるホカオネオネ?
OAO(オーエーオー) も知名度はまだまだですが良いかも。ビルケンシュトックなんて手もある・・・。
しかし、やはり何と言ってもニューバランスだろう、ニューバランスの信頼性の高さに勝るものなし!
という結論に我々の談義は落ち着いたわけです。
しかし美容師さんが一言。
「インソールをニューバランスに換えたらどうなんでしょう。」
そうだ。何故忘れていたのだろう。
彼はオニツカタイガーのスニーカーを仕事中に愛用しているそうですが、インソールを換えれば今の愛用品をそのままにスペックアップができるという寸法。
私はニューバランスのインソールの購入歴があります。
すっかり思考の外になってしまっていましたが、この会話によって記憶が蘇った訳です。
ニューバランスのインソールについて
検証の為に再購入
私が長年にわたって愛用しているニューバランスM1400NV。ヒールラベルも劣化していたり、トウも何度か剥がれましたが、定期的にスウェード部分は補色をして本当に長いこと大切に履いています。
インソールもとっくの昔にボロボロになったので、随分前に新しい物に買い替えています。従来のM1400の履き味とは違うものになっていますが、見事に蘇りました。
それはM1400専用のものなので、新しく検証の為に買ってみました。価格は1,650円。
M1400に使っているものと全く同じものです。
搭載機能
裏面を見ると搭載されているテクノロジーが記載されています。
機能は2種類。
ABZORBという、クッション性・反発性に優れたテクノロジーが使用されており、全面で着地時の衝撃を吸収し、同時に離陸時の動きをサポートします。
TPUスタビライザーは赤い部分に搭載されていて、内外アーチの落ち込みを軽減しながら走行安定性の発揮に一役買っています。
ABZORBは最近のニューバランスのスニーカーにほぼ標準搭載されている機能で、TPUスタビライザーはニューバランスのハイテクスニーカーの先駆けでもあったM1500にも搭載されています。
つまり、ニューバランスのスニーカー同様のテクノロジーが、このインソールにもしっかり詰まっているという事がお分かり頂けるのではないでしょうか。
ディテール
表はベーシックなネイビーカラー。ニューバランスのロゴが非対称になっており、レビューを見るとここは揃えて欲しかったというものも見かけました。私は個人的にあまり気になりません。
ABZORBが搭載された部分。よく見ると穴が開いており、通気性も優れている様が分かります。非常に柔らかく、しかし耐久性も高い。この辺りは実際に触って見るとよくわかるかと思います。気持ち良い!
TPUスタビライザーの部分はアーチの落ち込みを防止し安定性を司っている部分なので非常に硬さがあります。
ローテクスニーカーに装着してみる
チェコ軍スニーカーに
検証してみるのはこちらのノヴェスタ社製・チェコ軍実物放出品スニーカー。雰囲気が抜群のこちらのシューズですが、クラシックさが魅力なので勿論履き心地もローテクです(それが魅力的なのですが)。
因みにこちらはシューレースもThis is…(ディスイズ)のストレッチシューレースに交換してあるので、ハイカットなのにスリッポン感覚で着脱できるようになっています。私の所有物では何かとカスタムの対象になる運命の一足なのでしょう。
インソールが交換可能なカップインソールタイプ。インソールを取ってみると、かなり重みがある事が分かります。クッション性はあまりなく、重みと頑丈さがウリなのはインソールも共通の様子。如何にも軍物といった様相です。これはこれで本当に良いなあ。
ニューバランスのインソール装着
それではニューバランスのインソールを入れてみましょう。
因みにニューバランスのインソールはサイズが存在しているのですが、入れるシューズのサイズによって先端を切って使用できるようになっています。型紙が付属しているのでそれに沿って切ればOK。今回は必要がないのでそのまま使用しています。
履いてみました。
こ・・・これは・・・
クラシックな履き心地だったチェコ軍スニーカーが・・・
まるでニューバランスのような履き味に!しかも軽い!
これは凄い!
決して大袈裟には言っていません。これは5割方ニューバランスです!
ちょこっと外を歩いてきてみましたが、はっきり言って良い!
勿論インソールが担当している範疇は限られているので、長く使えば賄いきれない部分も感じるようになるでしょうが、逆に言えばインソールの交換でこの機能性アップと考えると十分すぎる効果と言えましょう。
御見それいりました・・・。
まとめ
ニューバランスは元々矯正靴の製作から始まったメーカーです。履き心地という点に関してはやはり他ブランドと比較しても一日の長があり、インソールまでも一流のものを作っているという事が今回改めて検証されたと思います。
先述した様に、シューズの型に沿って切って使用できる部分なんかもニューバランスの出自を連想させる部分ですよね。
冒頭の美容師との話に戻りますが、立ち仕事が多くて足への負担を軽減したいならば、ニューバランスのスニーカーを選ぶのは勿論最善の策ですがインソールを試してみるのも十分良策と言えるでしょう。
1,650円でこの履き心地が体感できるならば相当お得な話ですし、自分が愛用しているシューズに使用すれば継続して使用することも可能です。
では最後に注意点などを。
- スニーカーにはカップインソール(インソールが交換可能なもの)タイプとそうでないものが存在しています。カップインソールの場合は交換すればOK。接着タイプの場合はその上に敷いても良いですが合う合わないが出てくるでしょう。
- その場合、ヒールカウンターやアッパーが浅い作りの場合はスポスポ脱げてしまう可能性がありますのでご注意を。深みのあるタイプの物ならばフィットする場合が多いかと思います。
- 革靴にも使用できるかと思いますが、過大な期待は禁物です。上記の理由の他に、元々の用途が違うのでインプレッションが合致する可能性は低いでしょう。あくまで一番合うのはカップインソールタイプのスニーカーかと思います。
何にせよ、これはやはり試してみない手はないかもしれませんよ。特に日常的に長い距離を歩く方や立ち仕事の方々には是非チェックして頂きたいです。
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