- ハーレーオブスコットランドとかいう万人の味方
- ハーレーオブスコットランドとは
- ハーレーオブスコットランドのここが凄い
- ハーレーオブスコットランド・シェットランドウールタートルネックセーターをレビュー
- ハーレーオブスコットランドは万人持っておいて良し
ハーレーオブスコットランドとかいう万人の味方
一雨ごとに季節が進む。
そろそろ冬の匂いを感じ得るこの頃。
何が着たくなる?
フリース等は暖かいし軽いし、良い選択だ。
厚手のスウェットシャツもほっこりする。これもまた良い。
しかし、はるか昔から人々を寒さより守ってきたのはやはりウールのニットセーターだ。様々な素材の物を身に付けても、結局ウールのセーターに戻ってくる性(さが)に逆らえないのは、遠い昔に生きた人々の記憶が潜在的にっ子の胸に残っているからなのかもしれない。安心するし、落ち着く。そして何故だか懐古の念さえも感じてしまう。
今回は万人に自信をもっておすすめしたいスコットランドの老舗ニットメーカー・ハーレーオブスコットランドのシェットランドニットセーターをご紹介する。
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ハーレーオブスコットランドとは
出典:楽天
Harley of scotland(ハーレーオブスコットランド)は1929年にピーター・ハーレーによって設立されたスコットランドのニットメーカーだ。船乗りだったピーターは航海の最中(さなか)で目にした美しい伝統的なニット(フェアアイルやシェットランド、オークニーなど)に魅了され、自らブランドを創設する事を決意した(ストーリーを見ると、ニットセーターと言えば起源は船乗りなのだと感じずにはいられない。そしてやはり何と言ってもイギリス近辺から発祥しているのだという事も再確認できる)。
スコットランドで採れる上質なウールを使用し質実剛健なニットセーターを製作し続けたハーレーオブスコットランドだが、このブランドの素晴らしいところは、伝統的な製法のみに固執し続けるばかりではなく、時代に沿った先進性を取り入れながら進化しているところだ。1980年代に入るとイタリアからメリノウールを輸入し更に軽さや柔らかさを追求し、現代に於いては最新技術を駆使した結果シームレスニットウェアの生産も手掛けるようになった。
会社は家族経営で現在3代目に当たるが、オリジナルに加えてプライベートブランド、リテール用デザインも手掛けるようになっている。職人の枯渇によって多くの老舗ブランドが消滅の危機に晒されている現代に於いて、その柔軟な姿勢が故に安定した経営を継続させているのもこのブランドの特徴の一つだと言えるかもしれない。
ハーレーオブスコットランドのここが凄い
出典:ZABOU
コストパフォーマンスの高さ
高クオリティなニットセーターは・・・他の何のカテゴリーに於いてもそうなのだが・・・価格帯を上げればパフォーマンスの高いものは手に入る。しかし、ハーレーのニットセーターは兎に角価格が手頃なのだ。
並行輸入からという話ではあるが、ベーシックなモデルは大体10,000円台から20,000円位で買えてしまう。
決して妥協しないクオリティのメイドインスコットランドのシェットランドニットセーターがこの価格で手に入るという事実は決して揺ぎ無いもので、洒落者の間で「手軽に買えるスコットランド製のニット」と言えばハーレーの名がいの一番に挙がる程なのだ。
カラー展開の豊富さ
上質なウールを伝統的な製法で編み上げるハーレーのニットセーターは極めて美しい発色を誇っており、それが故に一見コーディネートが難しそうなカラーの物でもすんなり馴染んでしまう特徴がある。豊富なカラーラインナップを展開しているが、オレンジやレッド等も毎シーズンよく売れているそうだ。
もしも普段手を出さないカラーが気になるならばハーレーのセーターも候補に入れるべきかもしれない。
シンプルで飽きの来ないデザイン
ハーレーのニットセーターはなにか特別なデザインが入っているかと言えば全くそんなことはない。ごくごくシンプルでほぼほぼ変哲がないと言って良い。
デザイナーズブランド等のデザインニットが着たくなる気持ちは分かる。私自身もそんな気分の時があって、時々手を出すこともある。
しかし、結局クローゼットに最後まで残るのはベーシックでシンプルで、飽きの来ないデザインのものなのかもしれないと最近特に考えている。
ハーレーのニットセーターはトレンドを超えた普遍的なニットセーターであり、いつの日も役に立たないという事はない逸品なのである。
色褪せない伝統
先述したように、常に先進性も採り入れながら運営する社風なので、昔ながらのハンドメイドという服好きが惹かれるカテゴリーとは少し違うのかもしれないが、1929年から続くブランドのスコットランド製ニットセーターという金看板は健在。生産方法が変化しても同社のクラフトマンシップは健在だし決して色褪せることはないだろう。実際に身に付ければ、その矜持は一発で分かってしまうほどだし、得られる満足感は当然のことながら極めて高い。結局、ハーレーについて語る場合、最も言いたいことはここに尽きるのかもしれない。
ハーレーオブスコットランド・シェットランドウールタートルネックセーターをレビュー
昔昔の話ではあるが、私は3着のハーレーのシェットランドニットセーターを所有した。それらは主に極寒の季節から私の身を守る役割を終え、また新しいハーレーを加えなければいけないフェーズへと移ったのである。常にクローゼットにハーレーのセーターがなければ、私の生活は成り立たない。また厳しい季節が到来する前に仕入れる必要があった。
というわけで今回入手したのはタートルネック、カラーはspruce(スプルース)のもの。早速レビューしていきたい。
デザイン(シルエット)
以前所有していたものは最も定番であるクルーネックであったが今回はより防寒性を高めてくれそうであり、スマートさが演出出来そうなタートルネック。太目のリブが首元のアクセントになってくれそうである。
裾元もベーシックなリブ。締め付け過ぎない塩梅になっており非常にスマートな作りだと言える。
シルエットはトレンドのリラックスフィットではなく極めてベーシック。アームホールも標準的な太さになっている。私は普段リラックスフィットの物を好むが、改めて普遍的なシルエットの物もちゃんと所有しておかなくてはいけないと感じた。
素材、作り
素材はハーレー伝統のシェットランドウール。スコットランド北部にあるシェットランド諸島は寒暖差が激しい気候で湿度も高い。その厳しい環境下で育つ羊たちは自らの身を守るために羊毛を鍛えに鍛えるという。軽くて温かくて、そして剛健なこのシェットランドウールを身に付ける際は、兎に角シェットランド諸島の羊たちに感謝の意を述べたい気持ちになってしまう。ありがとう。
ハーレーオブスコットランド伝統のシームレスニッティングが採用されており、そのストレスのない着心地はやはり格別。また、ハーレーと言えばミドルゲージなのだが、やはりいい意味でもっとも「セーターらしさ」を感じさせてくれるのも高ポイントである。
カラー
カラー名であるspruce(スプルース)は「きちんとした」「整った」と訳される。また一方では「トウヒ」という針葉樹の意味も持っている。
実際にはオリーブグリーンとグレーの中間のような色合いだが、正直この色味が何故スプルースカラーと命名されているかは明確には分からないところだ。
ただし、なかなか見かけない色合いであり、ハーレーのウールでしか表現できないカラーリングであることは確かなのだと感じている。
立体的で奥行があって、そして大人っぽい。ナチュラルで神秘的な印象も受ける。極めて絶妙な色味であることは間違いないと感じている。
サイズ感・コーディネート
トップス:Harley of scotland(ハーレーオブスコットランド)
パンツ:Jackman(ジャックマン)
シューズ:RED WING(レッドウィング)#101ポストマンオックスフォード
サングラス:金子眼鏡
173㎝61㎏でサイズ42を着用。程よくジャストなサイズ感になっている。
もう少しきちんと大人っぽく着たい方ならワンサイズ下げて良く、緩く着たいならワンサイズ上げても大丈夫だろう。
見て頂くと分かると思うが身幅、身丈、肩幅、袖丈のいずれも極めてベーシック。締め付けが過ぎない絶妙なサイズ感だ。
クルーネックならばカットソーとレイヤードして着用するのが良いと思うが今回はタートルネックなのでそういうことは考えずにシンプルに合わせたいところ。ただしスラックスではなくスウェットパンツと合わせたところは自身の個性の主張である。
そのままMR.OLIVE(ミスターオリーブ)のコートを羽織ってみた。特に首元が開いているコートを着る時などはタートルネックがしっくりくる。勿論それ以外のアウターを羽織る際にも十分万能な働きが期待できそうだ。
着心地に関して、分厚いリブタートルが心地よく、よりウールの温かみが感じられることを付け加えておきたい。ああ、温かくて幸せだ。
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ハーレーオブスコットランドは万人持っておいて良し
ユニクロは特にセーターを得意としている。冬が近くなる時期位から様々な種類の物をリリースし、実際に市場を席巻しているのは周知の事実だ。
確かにユニクロのニットセーターはとても良い。私も事実数枚の物を愛用している。掛け値なしに素晴らしいと思う。
しかし、ハーレーのニットセーターを私は万人におすすめしたい。
価格はユニクロの物よりは少しだけ高いかもしれないが、コストパフォーマンスという意味では決して引けは取らない。本場スコットランドのウールニットセーターが10,000円台からで購入できるならば悪くない選択になるはずだ。決して後悔はしないと思う。
ベーシックでシンプルなデザインなので着る人を選ばないし、何よりもハーレーのウールの質と製法の素晴らしさはこの価格帯では比類なきものなのではないかと思う。全く、どうかしていると思わず言いたくなってしまう。
クルーネックやモックネック等ネックのタイプを選び、そして豊富なカラー展開の中から自分にぴったりの一枚を選ぶ。そうして是非ハーレーオブスコットランドのシェットランドニットウールセーターを堪能して欲しい。
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