YMのメンズファッションリサーチ

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【完全保存版】いくつ知ってる?アウトドアブランドを一挙解説!(総合・ウェア編)

 

アウトドアブランドは本当にたくさん存在している

突然ですが、「アウトドアブランド」、いくつ知っていますか?

良くこのブログでも言及するのですが、昨今アウトドアブランドは私達の日常生活に於いて極めて身近な存在です。元々は本格的なシーンを想定してスタートされたブランドが殆どですが、その機能性と機能美に優れた特徴から、普段の生活上での用途に於いてもシームレスな存在になっていくのは如何にも現代的な感覚が故のことなのだろうと思います。

アウトドアブランドは本当にたくさん存在しています。今回は皆さんが知っているもの

も知らないものも出来るだけたくさん紹介してみようと思います。

第一回は総合及びウェア編です。

 

アウトドアブランド一覧(総合・ウェア編)

①ザ・ノースフェイス

 

まずはアウトドアアパレル界の絶対王者ザ・ノースフェイス。実際に日本国内での売上高もダントツで1位です。

ザ・ノースフェイスを理解する上で押さえておきたい事柄は一つだけ。日本で販売されているもののほぼ全ては日本の「ゴールドウィン」が企画販売している事。本家アメリカの海外企画のノースフェイスとはラインナップも作っている工場も違います。

しかし、ゴールドウィンの販売戦略やブランディングが素晴らしく、ノースフェイスが本来持ち合わせている哲学も幅広い層のニーズに一致する為、やはり「アウトドアブランドと言えばノースフェイス」と言われるほどトップオブトップのアウトドアブランドと言えます。

また、ナナミカとのコラボレーションレーベルであるノースフェイス パープルレーベルはアーバンアウトドアに振り切ったデザイン性の高いレーベルです。

 

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②パタゴニア

パタゴニアはアメリカ発のアウトドアブランド。

過去記事で幾度もアイテムレビューをしてきたように、個人的には最も好きなアウトドアブランドです。

パタゴニアと言えば、環境問題等に関する意識高い系アウトドアブランドの代表格。兎に角何かと先進的な取り組みを行い、使用する素材も一切の妥協がありません。勿論、ウェアには名作と呼ばれるものが多く、古着市場でも人気を博しています。

ブレない軸を持っている点が、好きな理由なのかもしれません。間違いなく格好良いブランドです。

創業者のイヴォン・シュイナード氏はザ・ノースフェイスとグラミチの創業者とは登山仲間。そして、極めてエネルギッシュな方で明に暗に時の権力者を批判することもあります。そういうところも良い。

 

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③ワイルドシングス

ワイルドシングス も私が良くレビューするブランドなので好きなのは判明しているかと思います。こちらもアメリカのブランド。

「ワイルドシングス」というネーミングが好きで・・・いやいや、それだけではなく、確かな品質に加え、サブカルチャー臭と90年代ストリートの香りが微かに残る雰囲気が好きで、インサレーションに伝統的にダウンではなくプリマロフト(機能中綿)を使用する発想力も素晴らしいと思います。アウトドアだけではなく、ミリタリー分野とも深い繋がりがある、アメリカらしい格好良いブランドです。

 

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④マムート

マムートは1862年に創業されたスイスのアウトドアブランド(凄い老舗!)。スイス発とあって、いい意味でアメリカのアウトドアブランドとはまた違った雰囲気を纏ったブランドです。語弊があるかもしれませんが、「街着に媚びない」本格的なラインナップで、そういった矜持を感じられる部分も格好良いと感じます。ただ、普段使いするにはちとオーバースペックなものも多い印象。ハードな環境を想定している方には信頼度の高いブランドのようです。アイコンのマンモスも格好良い。

 

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⑤モンベル

モンベルは日本が世界に誇る超優秀なアウトドアブランドです。代表作のスペリオダウンは世界中を見渡してもトップクラスの性能とコストパフォーマンスを誇ることは間違いのない事実であり、彼等の真摯なモノ作りには感嘆するばかり。敢えて言うならばややインパクトに欠ける、若しくは地味な点がたまにキズ。いや、そういう部分もまた、日本らしさなのかもしれませんね。モンベルは素晴らしいブランドです。

 

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⑥コロンビア

コロンビアは、最近ではひょっとしたらアウトドアブランドとさえ思っていない方もいるのでは?というくらい街に馴染んでいるブランドです。ブランドのスタートは帽子屋さん(コロンビアハットカンパニー)。代表作は実はフィッシングベスト(昔からずっと定番で作っている)です。

ノースフェイスもですが、「街で着るアウトドアウェア」に注力していることもあり、デザイン性の高いアイテムをラインナップしているという特徴があります。普通に可愛いのでアウトドア寄りのファッションが好きなアクティブ女子にも人気。

ヴィザヴォナパスジャケットも非常に使い易くて良いジャケットです。

 

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⑦ハリーハンセン

ヘリーハンセンはノルウェー発のブランド。マリンスポーツを基盤に持っていますが非常にポピュラーで知名度もまずまずあると言って良いでしょう。

ザ・ノースフェイスと同じく日本ではゴールドウィンが販売代理店となり企画も行っています。ザ・ノースフェイスよりも価格帯が低めですが決してクオリティは低くなく、使っている素材やデザイン性も決して見劣りしないのではないかと個人的には思っています。最近は他ブランドとのコラボレーションも目立ち、ゴアテックス等の旬な素材も積極的に取り入れていることもあり、俄かに注目を集めつつあります。マネジメントをゴールドウィンが行っているので、やっぱり売り方が上手だという印象もありますね。

 

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⑧ジャックウルフスキン

ジャックウルフスキンはドイツ・フランクフルトで生まれたアウトドアブランド。ブランドコンセプトはアットホーム・アウトドア。非常に幅広いアイテムをリリースしていますが、日常生活に即した普段使いしやすいアイテムも多くラインナップされています。

また、ファミリー層をターゲットにしていることから、大人だけではなく子供服も豊富にリリースしており、親子などでコーディネートしやすい点も「アットホームアウトドア」のコンセプト通り。価格帯もお手頃です。

ブランド名からも分かるように、ロゴの足跡はオオカミの物ですが、私はよく考えもせず、ずっとネコの足跡と思っていました。ネコ好きだから。

 

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⑨スナグパック

スナグパックは英国のアウトドアブランド。スナグパックと言えばシュラフが有名ですが、ウェアも非常に優秀です。英国軍に納入実績もある、パーテックスをインサレートしたジャケットは軽くて温かく、まるでシュラフを纏っているかのような着心地。若い頃に愛用していました。巻貝みたいなロゴマークが可愛いですね。

 

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⑩メイ

近年一気にポップな印象を帯びてきたMEI。グローバル化して、より身近な存在になりました。ヴィレッジヴァンガード等にもよく置いてあります。

そんなMEIは1973年にアメリカで誕生したアウトドアブランド。勿論アウトドアシーンで活躍する本格仕様のラインナップもありますが、最近は専らタウンユースで人気があり、手ごろな価格帯も相まって幅広い層から支持を得ています。因みに読み方はエムイーアイという意見も多いですが、どちらでも良いようです。

 

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⑪バーグハウス

バーグハウスは1966年に英国のニューカッスルで創設された歴史深いアウトドアブランド。バッグ、ウェア等を本格的な登山仕様からタウンユースまで幅広くラインナップしています。

好日山荘がプッシュしていたという印象が強く、熊本の好日山荘では特設コーナーがあった程でした(熊本の好日山荘は閉店。極めて残念です)。

英国のブランドらしくジャケット1つにしても端正で品があり、ハードさよりもスタイリッシュさが印象的なブランドです。価格帯も丁度良く、スペックも十分。なかなかに隠れ名ブランドと言った雰囲気があります。

 

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⑫モンチュラ

モンチュラはイタリアのアウトドアブランド。如何にもイタリアのブランドといった感じで、特にシルエットはかなりスリムなものが多いと思います。

ギア感が強いものが多いので街使いには全体的には不向きですが、世界中で大ヒットしている名品「バーティゴパンツ」は必見。

勿論本格的なアルピニストたちからの信頼は厚く、世界的なアウトドアブランドの1つと言えるでしょう。

 

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⑬アークテリクス

アークテリクス過去記事でご紹介した通り、個人的にも推しのブランドです。飽くなきモノ作りの精神を持っており、拘りのアイテムをリリースするカナダ発のアウトドアブランド。いや、確かにアウトドアが出自なのですが、最近、その枠組みに収まらないポテンシャルの高さを示しているようにも思えます。

敢えて言うなればテック系ブランド寄りの雰囲気を醸し、タウンユースに難なく馴染む。それでいて勿論ハイスペック。

比較的価格帯は高めですが、それだけの価値がある好ブランドです。

 

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⑭チャムス

ポップでファニーなカツオドリのマスコット「ブービーバード」が超有名なチャムス過去記事で幾度もご紹介しているように、私も大好きなブランドです。出自は勿論アウトドア。リバーガイドだった創業者がメガネストラップを作り始めたのがチャムスのスタートです。

チャムスの名品と言えばハリケーントップ。ポーチやTシャツ等は手に取ったことはあるけれどもハリケーントップはないという方は是非。チャムスが本当はどんな矜持を持ったブランドなのか分かるかもしれません。親しみやすいファニーさだけではなく、質実剛健な側面も持った魅力的な存在です。

 

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⑮アウトドアリサーチ

アウトドアリサーチは1981年スタートのアメリカ・シアトル発のアウトドアブランド。比較的ギア感が強いアイテムラインナップが多いという印象です。

ウェアの機能性の高さは勿論なのですが、アウトドアリサーチは何と言ってもグローブやハット等の小物の充実ぶりに目が行きます。

全身をフォローできるラインナップを誇るブランドながら、狙い目はやはり本格的なシーンに於けるギアだという捉え方で間違っていないでしょう。

ゴアテックス等の旬な素材使いを、流行る前から当たり前のように継続しており、今後も要注目のブランドの1つです。

個人的には、いい意味でアメリカっぽさが薄く、欧州っぽいブランドだと思っています。

 

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⑯マウンテンイクイップメント

マウンテンイクイップメントは1961年英国生まれのアルペンブランド。その始まりはダウンアイテムの製作で、あの「フィルパワー(FP)」の計測方法を編み出したのも何を隠そうこのマウンテンイクイップメントなのです。

ライトラインジャケット等といった定番アイテムは不朽の名作として君臨しており、過酷な環境下でも快適なフィーリングを実現します。

日本ではアクシーズクインが展開しており、グローバル化して本国製品がなかなか手に入りにくいのが悔やまれるところですが、市場に出回っているアイテムも十分おすすめできるクオリティです。

 

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⑰カリマー

カリマーは1946年創設の英国アウトドアブランド。マウンテンイクイップメントもそうですが、英国のアウトドアブランドは歴史深いものが多いですね。

しかし、それもそのはずで、アルピニズム発祥の国は他でもない英国なのです。

「carry more(もっと運べ!)」を語源に持つカリマーですが、サイクル用バックパックを製作し、その評判がアルピニスト達にまで届き、登山用バックパックを手掛けるようになっていきます。現在では手が届きやすい価格帯と英国らしい品のあるデザインで人気を博し、世界中で定番アウトドアブランドとして認識されています。

私もカリマーは好きで、ジャケットを愛用しており、以前はバックパックも持っていました。カリマーにはハイスペックなミリタリーラインも存在しており、英国軍に納品している本格的なバッグ等をリリースしています。こちらも気になるところです。

 

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⑱マウンテンハードウェア

マウンテンハードウェアは1993年にカリフォルニア州バークレーで創業した総合アウトドアブランド。創業には老舗ブランド「シエラデザインズ」のスタッフが多数関わっていたとされます。

ヒッピー文化発祥の地として名高いバークレー発祥のブランドらしく、「とりあえずやってみよう!」といった「ノリ」で開発に取り掛かる同社の社風は、如何にも自由の国らしさに溢れています。

アウトドアギアのみならず、ストリートウェアの印象も強いマウンテンハードウェア。スケーター、古着、そしてストリート系等のジャンルとも非常に好相性なブランドです。

 

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⑲グラミチ

グラミチ過去記事でもご紹介した通り、ヨセミテ国立公園の大自然をバックボーンに持つクライミングウェアブランドです。創設者のマイク・グラハム氏は超有名なロッククライマーにして、パタゴニア創設者のイヴォン・シュイナード氏ともお友達。

グラミチは以前は頑なにクライミングパンツのみを作り続ける、アウトドアブランドの中でも異端な存在でしたが、最近は総合的なラインナップを展開しています。世界で初めてガゼットクロッチ(180度開脚可能な独自のディテール)をを開発し、「クライミングパンツと言えば、兎に角グラミチ!」と世界中に名を馳せる存在ですが、総合ブランド化することでややブランドとしての矜持は薄れてしまってきている気もします。

グラミチがどんなブランドなのかを知りたいならばクライミングパンツ、若しくはクライミングショーツを体験するべきでしょう。

因みに、いくら他ブランドやショップとコラボしたり別注を掛けられても、伝統のガゼットクロッチは顕在です。

 

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⑳フディーニ

フディーニはスウェーデンで1993年に誕生したアウトドアブランド。創設者は女性ロッククライマーのロッタ氏です。

フディーニのコンセプトの中で最も特徴的なのは「ストレッチ性能がマスト」なこと。着心地が良く、ストレスのかからないウェアを作ることを信条にしており、ほぼ全てのフディーニのウェアは抜群の伸縮性を誇っています。

また、サステナビリティにも熱心で、新しい地球の資源を使わずに再生素材を使用し、リサイクルボックスで古着を回収する取り組みも当然のように行っています。

流石は環境保全先進国・スウェーデンのブランド。デザインも洗練されており、今後注目を集めそうな存在です。

 

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㉑ポールワーズ

ポールワーズは日本のブランドです。1951年に発足した東洋羽毛産業のウェア部門をルーツに持ち、日本で初めて南極観測隊にウェアを提供した実績を持つ、伝統的なブランドと言えましょう。

ポールワーズのダウンジャケットは如何にも日本のモノづくりの真摯さを映しているかのような堅実な作りで、デザイン上はやや地味かもしれませんが品質は他を寄せ付けないほどのクオリティを持っています。

現在ではダウンだけではなく総合的なラインナップが揃っており、日本のアウトドアブランドが好きな方はモンベルやフェニックス等と共に覚えておいて損はない存在です。

 

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㉒ロックス

ロックスは2000年に立ち上げられたアメリカのブランド。このロックス、何を隠そうグラミチの創設者マイク・グラハム氏が本格性の追求の為に新たに立ち上げたロッククライミングパンツブランドなのです。

クライミングパンツに並々ならぬ情熱を注ぐマイク・グラハム氏。グラミチでは成しえなかった更なるクオリティの追求がロックスの目的なのでしょうか。実際に(多分)ロックスのラインナップはパンツのみのようです。

グラミチのクライミングパンツの知名度には及んでいませんが、ロックスのパンツはよりディテールが細かく本格的なので、こちらも一見の価値はあるかと思います。ただ、個人的にはグラミチの方が好きかな。

 

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㉓ホグロフス

ホグロフスはスウェーデンで1914年に創設された歴史深いアウトドアブランド。北欧のブランドらしく、洗練された機能美が魅力的なブランドで、タフさも勿論兼ね備えており、アルピニスト達の間でも愛好家が多いことで知られています。

勿論街使いにも適したデザインのものが多いのですが、結構細身のシルエットの物が多く、やや着る人は選ぶかもしれません。着こなせたらスタイリッシュ、そして至極快適です。私も以前フリースのプルオーバーを愛用していましたが、暫く手放せない程気に入っていました。

因みに2010年にアシックスの子会社になっています。

 

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㉔アウトドアプロダクツ

アウトドアプロダクツは1973年にアメリカで創立されたアウトドアブランド。顧客ニーズに応えながら展開していくという信念を持つ創業者の思いから、過酷な環境下での使用というよりも、もっと生活に沿った身近な場面で役に立つラインナップへと傾倒していった流れを持っています。

世界中に極めて大きなマーケットを持つブランドで、私ももしかしたら幼少期に初めて触れたアウトドアブランドかも知れないと思っています。

イオン等のスーパーのような極々身近な場所に普通に置いてあるブランドなので知名度も抜群だし、価格帯も極めて良心的。最早その体はライフスタイルブランドと言った方がしっくりきますね。

しかし、メゾンマルジェラ・MM6とコラボレーションしたり、結構侮れないブランディングも行っていたりもします。甘く見れないものです。

 

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㉕フェニックス

フェニックスは1952年に日本で誕生したアウトドアブランド。その地盤はスノースポーツであり、1955年に、当時は先進素材であったナイロンをいち早く取り入れたパイオニア的存在としても広く認知されています。

また、日本のブランドらしい確かな縫製技術も世界中から称賛の声を集めており、一流アスリート達からも厚い信頼を勝ち取っています。

日本のブランドらしい質実剛健さを持っていながら、やはりどこか地味で、その辺りは海外ブランドとの差は隠しようがないという印象なのですが、昨今あの「ディーゼル」も手掛けたデザイナーの二コラ・フォルミケッティを招聘し、新たに「プラスフェニックス」という派生ラインを立ち上げています。このプラスフェニックス、洗練されたアーバンアウトドアウェアを次々と繰り出し、あっという間にシーンを席巻。今後益々要注目の存在になることは間違いありません。勿論その地盤にはフェニックスが長年培ってきた真摯なモノ作りがあることは言うまでもありません。

 

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㉖マナスタッシュ

マナスタッシュは1993年創設のアメリカ・シアトル発のアウトドアブランド。

マナスタッシュは本格的なギアというよりは随分ラフな印象で、外遊び、フェスといったイメージが強いブランドです。

90年代~2000年代のストリートでも抜群の人気を誇っていたこともあり、スケーター達に愛用されてきた印象も。

勿論出自はアウトドアなので機能性も高くタフ。少しやんちゃなファッションが好きな方々にもハマりが良いでしょう。

ヘンプ素材をよく用い、地球環境への配慮もうかがい知れます。個人的には総柄アイテムがおすすめ。なかなかハイセンスです。

 

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㉗クレッタルムーセン

クレッタルムーセンは北欧スウェーデン発のアウトドアブランド(スウェーデンはアウトドアブランド大国ですね)。ブランド名は和訳すると山ねずみという意味。

1984年の創設以来、斜めに走るフロントジップを備えたジャケットやバックパック等、他とは一味違う個性的なアイテムを多くリリースしてきました。

ただ個性的な訳ではなく、勿論機能性も高く、本格的なアルピニスト達からも高い支持を得ています。結構全体的に価格帯は高め。

 

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㉘カブー

ブランド名のカブーは航空機パイロットが「視界良好」の意味で使っていたスラングをもじったもの。愉快なブランド名ですが、中身もその通りユニークで、見るだけで元気が出そうなカラフルなものが多くラインナップされます。

代表作のストラップキャップは90年代のストリートでも本当に人気があった名作で、バッファロージャケット等の他の名品にも付属しているカラフルなテープがカブーのアイコン的ディテールです。

その体はアウトドアアパレルブランドの中でもアウトドア・ライフウェアブランドとして位置づけられるもので、普段使いのしやすい丁度良さが最大の魅力かもしれません。アメリカらしいデザインが程よく入っているのと、混紡素材よりも天然素材使いが多い部分も個人的には推したい要素です。

 

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㉙ミレー

ミレーはフランスのアウトドアブランド。1921年創設で深い歴史を持ち、1950年のフランス初のヒマラヤ登山隊にもウェアを提供した実績を持っています。

比較的街馴染みは悪く、あくまでも本格派を主軸に置く武骨さが魅力的で、「分かっている人が持つ」というストイックな印象のブランドです。

ただし、ウェア等も価格はそんなに高くなく良心的なので、気になる方はチェックしてみても良いかもしれません。今回の本題からは外れますがバッグ類は特におすすめ。

 

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㉚マーモット

マーモットは1974年に創設されたアメリカのアウトドアブランド。アラスカの氷河を研究するプロジェクトに参加していた創設者が氷上で快適に過ごせるためのダウンウェアとスリーピングバッグを考案したのが始まりです。

1976年にゴアテックスを使用したシュラフを発表したのをきっかけにブランドは急成長し、現在では相当私達の身近な存在になっています。

総合アウトドアブランドとしての地位を確立した感のあるマーモットですが、先述した「マムート」と(名前が似ているから)比較され、「安い方」と言われてしまうのが若干気の毒・・・。マーモットは歴史深い格好良いブランドなので良ければしっかりと覚えて欲しいところです。

 

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㉛スノーピーク

近年大躍進を遂げ、メインストリームへと踊り出した代表格のアウトドアブランドがスノーピークです。過去記事でも取り挙げましたが、元々ギア類ではツウの間で絶大な信頼を得ていたスノーピーク。近年注力しているアパレルラインは極めてハイセンスで、正直言って群を抜いてオシャレだと断言できます。

コレクションの中では日本各地の素材の名産地をフィーチャーしたシリーズも白眉で、私が好きなのは難燃素材を使用したタキビデニムシリーズ。素材感は勿論デザインも秀逸です。

前社長のスキャンダルが発覚した時は若干今後の見通しを危惧しましたが、逆風も何のその。今やアウトドアアパレルの押しも押されぬ主役です。

 

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㉜エルエルビーン

古き良きアメリカのアウトドアブランドと言えば真っ先に思い浮かぶのがやっぱりエルエルビーン。1912年創設のこのブランドは「アウトドアの喜びを分かち合える品質とデザインであること」を掲げ、本当に気の遠くなるほど長い間世界中の人々に親しまれてきています。

アウトドアだけではなく、日常をリラックスした豊かなものにする事にも着目し、それに沿ったデイリーなアイテムをリリースするエルエルビーン。ボート&トートやビーンブーツ等、生み出された歴史的名品は枚挙に暇がありません。勿論古着市場でも人気を博し、今後もファンを決して裏切らない名ブランドであり続けることでしょう。

 

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㉝モンテイン

モンテインは英国発のアウトドアブランド。先述したカリマーやマウンテンイクイップメント等、英国には歴史深いブランドが多いですが、モンテインは比較的後発で1993年の創設になります。

しかし、自国の山岳救助隊に製品提供する等その評価は極めて高く、積極的に先進素材を取り入れていく意欲的なプロダクトや飽くなき軽量化への拘りなど、その魅力は挙げていくときりがないほどで、私個人としても最近やたらと気になるブランドの1つとなっています。

本格仕様のジャケットなどのウェアが多いですが、洗練されたデザイン性と着やすさで、タウンユースでの人気もジワジワ上昇中です。

 

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㉞シエラデザインズ

シエラデザインズは1965年にアメリカのカリフォルニア州リッチモンドで創設されたアウトドアブランド。

シエラデザインズと言えば何と言っても60/40クロス(通称ロクヨンクロス)。1968年に開発された、横糸にコットンを60%、縦糸にナイロンを40%使用し織り上げた生地で、優れた撥水性能を誇り、コットンよりも良好な通気性とナイロンより高い耐摩耗性を兼ね備える歴史的な名ファブリックです。現代ではアウトドアジャケットに使用される定番中の定番素材ですが、これを開発したシエラデザインズは全く以て偉大です。

ロクヨンクロスを使用したマウンテンパーカはシエラデザインズのアイコニックなアイテムとして、時を超えて今もなお愛され続けています。

 

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㉟エディー・バウアー

1920年にスタートしたエディー・バウアー。その始まりは、創設者のエディー・バウアーがアメリカのシアトルにテニスショップをオープンさせたことでした。

1936年にダウンウェアを発売しますが、それが評判を呼び、一躍エディー・バウアーの市場は拡大していきます。

第二次世界大戦時、アメリカ政府はフェザーの商業販売を禁止しますが、既にフェザーではなくダウンをメインに取り扱っていた為エディー・バウアーは更にメインストリームへと乗っていきます。

1994年には日本にも進出。2021年に惜しまれながら撤退しますが、2023年になんとあの伊藤忠商事の手引きで再上陸を果たしました。

エディー・バウアーのダウンジャケット「スカイライナー」はアウトドアカジュアルの歴史上に燦燦と輝く名品中の名品です。

 

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㊱ペンフィールド

ペンフィールドは1975年にアメリカ・ハドソンで設立されたアウトドアアパレルブランド。「ファッションとファンクションの両立」をコンセプトにしています。

かつてはエルエルビーンの製造を請け負っていたこともあり、実は結構しっかりとした背景を持つブランドなのです。

ダウンジャケット「アウトバック」やマウンテンパーカ「バッサン」と言った名作も存在しており、2010年にはドライワックスを染み込ませ、通気性と撥水性を兼ね備えた優秀なテキスタイルである「ハドソンワックスクロス」も開発しました。

現在では日本やアジアでの商標を伊藤忠商事が保有しており、私たちにとっても非常に身近な存在であり続けています。

 

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㊲ラブ

ラブは1981年に英国で創設されたアウトドアブランド。

その始まりは創設者のラブ・キャリトンが自宅屋根裏部屋で2台のミシンを使ってダウンやシュラフを作り始めたことだったと言われています。

創業者自身がクライマーなので、ラブのラインナップもクライミングに特化したものになっています。ただ、確固たるモノ作りの精神がこのブランドからは漂ってくるし、その中枢には飽くなき機能美の追求が感じられます。

街使いしても映えるジャケットが多くリリースされており、個人的にも好きなブランドの一つです。

 

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㊳フォックスファイヤー

フォックスファイヤーは1982年スタートの日本のブランド。カテゴリーとしてはフィッシング、アウトドアに分類されます。

生地への拘りが強いブランドで、いち早くゴアテックスに目を付けて採用したことでも知られています。

また、最近ワークマンが販売している防虫効果のあるファブリックも、フォックスファイヤーが採用していたもので、現在日常にあるもののいくつかはこのブランドが先駆けになっているほど実はすごい存在なのです。しつこい様ですが、日本のブランドらしく、洒脱感に欠け、どうしても地味な印象が拭えないのがたまにキズですが、代表作のオーロラジャケットを始め、傑作が多く品質も確かです。

 

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㊴ポーラー

ポーラーは2011年にアメリカ・オレゴン州・ポートランドで設立されたアウトドアブランドです。ここまでご紹介してきた中では非常に新しい部類に入るポーラー。如何にも現代の感覚を持っている印象のブランドで、アウトドアを過酷な局面だけとは捉えず、力を抜いてリラックスして楽しむというコンセプトを持っています。

クオリティだけではなくデザイン性も重視しており、高感度なショップでも取り扱いが多く、今後益々活躍しそうな予感がしますね。昨年はJEEPの限定車とのコラボレーションも見かけました。非常にオシャレで現代的なブランドです。

 

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㊵マウンテンリサーチ

マウンテンリサーチ

第62回 【マウンテンリサーチ後編】.....RESEARCHと小林節正という人物、そして4人の思想家? - YMのメンズファッションリサーチ (ymfresearch.info)

こちらの記事でもご紹介したブランド。正直言って「アウトドアブランド」に括って良いのかどうか微妙なところなのですが・・・というか、その微妙さこそが小林節正氏の狙いなのだとも思いますが・・・。

アウトドアというよりは、小林氏が移住した「山」で暮らすためのウェア及び道具がこのブランドのコンセプト。よって、かなり自由で個性的。面白さが抜群。

かつて「ジェネラルリサーチ」で90年代のストリートを席巻した小林氏が繰り出すだす新しいカタチを、是非体感してみませんか?

 

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㊶ナンガ

ナンガは元々シュラフのメーカーでした。その発祥は1941年にまで遡ります。

使用するすべての羽毛を国内洗浄したものに限って使用し、日本の職人のプライドを感じさせる確かな縫製技術も特筆もの。日本のダウンと言えばナンガなのです。

最近はダウンだけではなく総合アパレルを展開するようになっており、正直なところ「ダウン特化ブランドのままでいて欲しかった!」と思わずにはいられないのですが、それも時代の流れ。いざ仕方なし。

兎にも角にも日本を代表するアウトドアウェアブランドの1つとして絶対的な存在感を放ち続けています。

 

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まとめ

今回はアウトドアブランド一挙解説と題して思いつくままに多数のブランドをご紹介しました。

ただし、私はあくまでもアウトドアフリークではありませんので、アーバンアウトドアから見た一覧と記述になっていると思いますので悪しからず。

アウトドアブランドは格好良いものが多く、繰り返しますが、今や私達の生活に非常に即した存在です。それと、個人的に思うのはロゴマークの格好良さ。普通あまり主張し過ぎてしまうとげんなりしてしまうものですが、不思議とアウトドアブランド(と、スポーツブランド)だと許せてしまう。なんででしょうね。

因みに今回の記事、当ブログで最長の文字数になってしまいました(笑)。

今回は総合・ウェア編だったので、今後はシューズ編、バッグ編等も予定しています。

 

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※今回はフォームから頂いたリクエストにお応えさせて頂きました。ありがとうございました!

 

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