目次
今回は購入レビューです。
Snow peak(スノーピーク)タキビデニムジャケット!
最後まで是非お付き合いください。
我が街にスノーピークがやってきた
私は熊本県に在住しています。
熊本って、おしゃれな人が多いなどと言われたりもしますが、ショップの選択肢という意味では非常に不満が多い。ファッションカルチャーという点で言えば、明らかに大都市には遅れを取っています(きっぱり)。
博多まで行けば実に様々なブランドやショップが軒を連ねますが、やはり九州第二の都市風情なのだなと感じざるを得ません。
そんな熊本市ですが、最近熊本駅に、JR九州の運営するショッピングモール・アミュプラザ熊本が出来ました。
出典:アミュプラザくまもと、2021年4月23日開業-JRくまもとシティの商業核、東急ハンズ・ビックカメラ・映画館など約250店舗出店 | 都市商業研究所
レストランやカフェなどのグルメ方面は何が出店されるのだろう・・・多くの方がそんなことに思いを馳せているであろう時に、私は勿論アパレルショップの動向を注視していたわけです。
大手のセレクトショップで言うと、熊本初出店はタケオキクチで有名なワールド系列(TKタケオキクチ、ドレステリア、デッサンなど)のみで、他はあまり変わり映えしない面々・・・。
「つまらない!」
正直そう思いました。
トウキョウベース系列(ステュディオスやユナイテッドトウキョウ、パブリックトウキョウ等)やビショップ、トゥモローランド(熊本にはレディースしかない)、バーニーズニューヨークなどは博多にもあるのに・・・。
分かりやすく落胆していたのですが、一つだけ目を見張るショップがラインナップされていました。
出展:【注目リリース】Snow Peak(スノーピーク)が熊本にスノーピーク アミュプラザくまもとを出店!2021.4.23にオープン (1/2) - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア
そうです。スノーピーク!なんだかワクワクが止まらないじゃないですか。
我が街にスノーピークがやってきたのです。
スノーピークアミュプラザ熊本店を訪う
というわけで、以前この記事を書いたわけです。
そして、コロナ禍の間隙を縫って勿論店舗に足を運びました。
・・・とはいっても、もう数カ月も前の話になりますが。
出典:店舗情報 | スノーピーク アミュプラザくまもと店 * Snow Peak AMU PLAZA KUMAMOTO
何ともオシャレな店内。向かって右側はスノーピークのキャンプ用品を使って店内バーベキューができるイートショップ。左側にはアパレルアイテムを取り揃えてありました。
キャンプもアウトドアも興味がない私(笑)。キャンプギアには目もくれずアパレルゾーンに直行しました。
出典:https://schaf-outdoor.com/snowpeak-minami-machida
過去記事で述べたように、現社長が就任してからアパレルラインが非常にハイセンスになったスノーピーク。
往々にしてファッション性が高まると「モノづくり」のフィロソフィーが薄まるもの。しかし、私は全くそんな印象は受けませんでした。しっかり作ってあるし無骨。それでいてオシャレ。スノーピークは日本が世界に誇るアーバンアウトドアブランドに成長していました。
店員「キャンプをされるのですか?」
私「いえ、全くのインドア派です。でもスノーピークの服が好きで」
店員「ああ・・・そうですか・・・」
私「スノーピークの概念にも、『アウトドアウェアを街使いへ』という意味のことが謳ってあるはずです。私はそっちの類です」
店員「なるほど、それもアリですね・・・」
等というやり取りをしながら買い物を楽しみました。店員さんにはアウトドアフリークと思われて近づかれるのは当然ですが、どうやらスノーピークの理念に私の方が通じていたようですね(笑)
暫く物色していると、日本製と中国製のものが混在している事に気付き、タグを次から次へ見て回るようになった私。
店員「すみません、もしかしてアパレル関係の方ですか?タグを随分チェックしていらっしゃるので・・・」
私「いや、全然。普通のサラリーマンですけれど」
普通、タグのチェックをして回る人は少ないですからね(笑)すみません、変なことして。
そんなわけで、一着のジャケットを購入してきたので、次項でレビューしていきます。
スノーピーク タキビデニムジャケットレビュー
①概要
最初に一つ、お伝えしておかなくてはいけません。
スノーピークのタキビデニムジャケットは毎年スノーピークがリリースする定番のアイテム。私が今回購入したのは昨年のモデルです。今年もデザイン新たにタキビデニムジャケットはリリースされており、私の購入した2020年モデルからマイナーチェンジされています。後で詳しく述べます。
今回入手したタキビデニムジャケットはブラックデニム。最近の自分の買い物の中でも色々な意味で渾身の一着となりました。
①多彩なポケット
デザイン面ですが、シンプルとは真逆の、かなり多めのディテールが施されています。
まず目を引くのは胸元のハンドポケット。昔ながらのワークジャケットによくみられるもので、物は勿論入れることが出来ますが、デザインとしてもちょっと格好いいポイントです。
背面にもかなり大きめなポケット。ハンティングジャケットのゲームポケットにも似たディテールですが、キャンプの時など何かと重宝するように思えます(私はキャンプはしませんが)。
前面のハンドポケットと合わせてかなり高めの収納力。外出時にもバッグ要らずです。
ここにはハンマー等がかけられそうです。ハンマー、使いませんけれど(笑)
②その他デザイン
襟部分はアシンメトリーな作りになっています。
バルマカーンコート等で襟裏についているチンストラップがそのまま表面に出ている仕様で、襟を立てるとこのようにボタンでそのまま留めることが出来ます。
前立ては、一番上と下以外のボタンが表面に出ないようにテープ仕様になっています。細かいですが、ここまできちんと同じデニム生地を使用してあり、至極頑強な作り。
これは比翼仕立てと言いますが、単にデザインがミニマルになるだけという訳ではなく、元々はミリタリーのディテールで、兵士が匍匐(ほふく)前進する際にボタンが取れないようにするための仕様なのです。ワーク、アウトドアの局面でも何かにボタンが引っかからないようにするという意味で実に実用的だと言えます。
スノーピークの誇りが示されているロゴマークはハンドポケットの上に貼られています。店員さんに聞いたのですが、定番アイテムのみに付けられるワッペンだという事です。ただし、ジャーナルスタンダードレリュームの別注アイテムにも付いていた気がしますので不確定な情報。
ややレトロなデザインで格好良くて好きです。
③生地
生地ですが、14ozのかなり厚めなデニム生地になっています。
デニムとコーデュラナイロンを混紡した糸で作られており、カネカロンというアクリル系難燃素材でできた糸と合せた作りになっています。これが「タキビジャケット」の由来というわけですね。焚火の火の粉が少々かかってもその難燃性故に平気だそうです。
コーデュラナイロンの混紡は、防風性も高めてくれるので真冬にも着用できるデニムジャケットになっているのです。
特筆しなければいけないのは、その重さ。
かなーリ重いです。昨今、重量が軽い服が増えていると思いますがこれはその外。こんな重いものを久々に着ました。
しかし、その重量感が何か忘れかけていたものを思い出させてくれるような気もします。この重さこそが格好良い。
使い込んでいけば段々と風合いが増してくるので、長く愛用していく内に益々格好良くなっていくことでしょう。
④着用イメージ1
173㎝66㎏の私がXLサイズを着用しています。大きめですが、真冬は中にインナーダウン等を着込むことを想定して思い切って大きめを選びました。ジャストサイズはLサイズだと思います。
ユニクロ+Jのシャツ
トゥモローランドのパンツ
パラブーツのコロー
ヘリテージレザーのバゲットトート
でコーディネートしています。
マスクはユナイテッドアローズの不織布マスク。
ダークトーンでまとめ、バッグのベージュのストラップをワンポイントで明るめの物にしてみました。
ブラックデニムなのでインディゴよりも合わせやすいかなと思います。モノトーンでまとめるのは、デニムのコーデとしては逆手を行っているかもしれませんが、大人っぽさを演出したいときに結構お勧めです。
⑤着用イメージ2
続いてはこちら。
マウンテンリサーチのBDシャツ
ワイルドシングスのフリースベスト(見えないですけれど)
ガンホーのファティーグパンツ
パラブーツのアヴィニョン
BDシャツを入れるとスポーティーな中にもややきちんとした感じが出ていいかもしれませんね。今回はオックスフォード生地のBDシャツですがブロード等も合いそうです。
ファティーグパンツは元々何にでも合う万能なパンツなので勿論こういったジャケットとの相性も良いと思います。上下ワークな装いなので足元には綺麗なレザーシューズを合わせています。
⑥着用イメージ3
最後は思い切ってカジュアルに振ったコーディネート。
ジャーナルスタンダードのニットソー
ハバーサックのワイドパンツ
ニューバランスのM1400
恐らく普段の私が最も多く合わせそうなコーディネートです。
またそのうち紹介したいと思っていますが、セーターとカットソーの中間的性格を持つ「ニットソー」は私が冬に好んで着るアイテムです。タキビデニムジャケットと同系色で合わせるとなかなかいい雰囲気になるようです。
ワイドパンツも悪くありません。逆にスリムフィットのパンツは余り相性が良くないと思いました。
ニューバランスのスニーカーも良く馴染みます。
価格:46,200円 |
価格:46,200円 |
上リンクが2020年モデル。私がご紹介したものです。インディゴもあります。
価格:46,200円 |
こちらは2021年モデル。前立て部のポケットが無くなり胸ポケットが追加されていたり、背面ポケットがスナップ仕様の斜めポケットになっていたりとかなり大きな変更があっています。
スノーピーク タキビデニムジャケットのまとめ
過去記事で述べたように、スノーピークは2015年位からアパレル事業に本格的に注力し始めました。
1958年に金物問屋として創業したヤマコウは、「スノーピーク」と名を変え、今や日本を代表するアウトドアギアブランド、そしてアウトドアアパレルブランドに成長しています。
製品に絶対の自信があるが故に保証書を付けていないという話からも分かるように、徹底したユーザー目線を貫いているスノーピークのアイテムは、やはり絶対的な信頼性が担保されています。
「アーバンアウトドア」を掲げ、街使いできるものをそのままキャンプに持っていける、キャンプに着て行ける。そして逆に、アウトドアスペックの物は普段使っても快適である。
スノーピークの製品は、若干値が張るというイメージが付いていますが、そのくらい出してでも欲しくなるほどハイクオリティなことは間違いありません。
今回タキビデニムジャケットを購入し、スノーピークのクオリティの高さを再認識した私。私はスノーピークを信頼し、これからも追い続けていくことになるかと思います。アウトドア活動はしませんが(笑)。
おまけ(今日のネコ)
夜のどんぐり目も好きだけど、真昼のきょとんとした目もキュートですね~。
クロネコのネネでした。
にほんブログ村のランキングに参加しています。もしよろしければバナークリックをお願いいたします、励みになります。
今後ともよろしくお願いいたします。
是非ブックマークやコメントで皆さんのご感想などお聞かせください!